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氏は文章の中で、
「地図読みはやはり大事、同時にバリエーションルート歩いて洞察力つけることも欠かせません。
バリエーションルート、道迷いポイントではほんと真剣に地図見ますから。
コンパス、高度、地形図で当たりつけられるよう精進せにゃいかんすね」
というくだりがありました。
この記述には、私もまったくもって同感です。
「真剣に地図を読む」
これは、山歩きをする者にとっては必要不可欠なことではないでしょうか。
今年の3月、私は雲取山から長沢背稜に縦走しました。
最後の天目山の頂を踏んだ後、私は一杯水避難小屋に下りる踏み跡を見失ってしまいました。
私は、迷わずスマホを取り出し、GPSアプリの赤線に向かって、難なく正規の登山道に戻りました。
しかしその後、「なんか違うぞ」と心の奥底で引っかかりました。
道迷い点で何も考えず、ただアプリの赤線に向かって漫然と辿るのはどうなんだろう・・・
道迷い点では、紙の地図を広げ、まず現在の位置の確認を行うことがやはり基本かと思います。
まずは、コンパスや周りの景色、太陽の位置等から方位を見定め、周囲の状況を判断します。
そして、地形図には今の状態を解決する色々なヒントが隠されています。
それを読み取り、進むべき方向を判断します。
例えば、植生記号や梢越しに見える山岳、主稜か支稜か山腹か、傾斜、谷の位置等・・・。
歩み出したら、全神経、全感覚を集中して慎重に足を運びます。
少しでも変化があった場合は、躊躇なく地図を広げ現在の位置を考えます。
こうして神経や感覚を集中させるから、かすかな踏み跡でも、人の踏んだ小径なのかそうではないのか等を感じ取る能力が養われます。
山の中で紙の地図から情報を読み取り熟考し行動することや、緊張感をもって慎重に歩くことは、山歩きにおける「勘」を磨くことに繋がります。
GPSアプリでは回答が書いてありますが、紙の地図では問題を解かなければなりません。
この問題を解く作業が、経験値を高めることになるかと考えます。
GPSアプリは本当に便利で、私も愛用しておりますが、あまり頼りすぎるのはちょっと違うのではないかと感じております。
本当に道迷いをしたときの判断は、長年培われた「勘」というものが重要ポイントになると考えるからです。
はじめまして
現在、ヤマレコ休眠中ですが「その通り」と思いコメントいたします
GPSや山アプリなど今では地図を読まなくても、登れるというシステムがあります。これはこれで大変貴重なものだと思いますが、やはり25000の地図片手に、行きたいルートを登った気持ちは本当に満足の一言です。自分が行きたいルートを決めて登る。まぁ、藪好きにはたまらない世界です。読図の知識と経験は藪山や沢、雪山などレベルの高い山には必要なものです。25000の地図読みこそすべての基本と思っています。なんで、今の高性能な技術も駆使しながらアナログなものも必要と思いますね
karankurunさん おはようございます。
私もGPSアプリを使い出したらやめられなくなってしまいました。
道迷い防止にも本当に役立つと思います。
紙の地図も持っていきますが、最近はほとんど見たことがありません
家ではじっくり見るのですが。
karankurunさんの様な地図の使い方をすれば完璧ですね。
アナログとデジタル、どちらともうまくこなしていきたいですね。
私もGPSアプリが離せなくなった一人です。一方学生時代のアンチョコを見ているようで現場での解答が容易に得られます。また帰着後のルート・行動の再確認には全く有効です。
ヤマレコのイマココは嫁さんには好評です。
尾瀬に行った時にはドコモにアクセスできなかったので嫁さんは心配したようです。山小屋周辺ではWiFiが有効だったので良かったのですが。電波なども含めてインフラなどの限界を常に理解しておきたいと思っています
kichichanさん コメントありがとうございます。
そんな事件があったのですか。
間違って遭難届を出されたら大騒ぎになっていたでしょうね。
GPSアプリは便利ですが、そうゆう落とし穴があるのですね。
こうゆうことがない様、今後もインフラ整備が進むことを期待するとともに、
我々の基本的な認識もしっかりしておきたいですね。
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