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「ジャヌーへのたたかい」(原題「Bataille pour le Jannu」)は、ジャヌー初登頂のフランス隊の公式報告書の全訳だそうです。13章から構成されていて、第1〜6章をジャン・フランコ(Jean Franco)が執筆し、第7〜13章をリオネル・テレイ(Lionel Terray)が執筆しています。というのも、1959年の遠征と1962年の遠征との2回分あるからで、それぞれの隊長が分担執筆したわけです。1959年のときには、頂上(7,710m)から標高差約300mの地点で退却しており、1962年についに初登頂に成功するというものです。解説を読むと、怪峰ジャヌーをはじめて世界のアルピニストに印象付けたのは、1889年にカンチェンジェンガ一周を行った探検隊に同行していたイタリアの山岳登山家Vittorio Sellaの写真だそうでして、ネットで画像検索をしてみると、確かにすばらしい写真でした(添付3枚目)。
本書は、フランス人気質を随所に垣間見ることができますし、当時の遠征隊が避けることのできなかった、物資を10トン以上の単位で準備し、本国から出荷・インドで通関、そして、多数のポーターを雇ってネパールへキャラバン、という一大イベントの苦労がしっかりと刻まれています。そして、フランス隊の波状攻撃というべき戦法(2〜4人のパーティを複数準備し、ルート工作を交代しながら進めて高度を勝ち取っていく)が功を奏し、登攀隊員の多くが登頂の喜びを体験するというドラマチックなハッピーエンドになっています。ですので、特に第13章は、テレイの執念を感じながら、一気に読み進みました。真実が伝えるノンフィクションの迫力ですね。
【読了日:2015年1月22日】
のもしんさん
筑摩の全集に行ってしまいましたね。
ジャヌーへのたたかいは、まえ、単行本で読みました。リオネル・テレイの、無償の征服者もジャン・フランコのマカルーも、とてもよかったのですが、テレイ、小さな登攀で死んでしまうなんてねえ。
のもしんさん、ここ数日、凄い勢いで読み進んでますね。ヤマレコちょっと見ない間に。
yoneyamaさん、コメントありがとうございました。
「ジャヌーへのたたかい」は単行本もあるんですか?
「無償の征服者」、現在読んでいるところです。
「マカルー」も入手できれば、読んでみたいと思っています。
ヤマレコ日記の「最近読んだ山の本」は、気が向いた時に入力しています。ですので、実は、記入日と読了日は一致していないのがほとんどです(あくまで【最近】読んだ本です)。ここのところ入力がちょっと頻繁に続いた・・・、というのが実情です。
のもしんさん
最近あまり関わっておりませんが、ヤマレコのの図書コーナーがありまして、
http://www.yamareco.com/modules/amaxoop2/index.php?cid=21&cid2=81&Sort=New&Page=2
この一覧の中にジャヌーやマカルーの単行本があります。
アマゾンに写真があるものはその写真が表示されるようです。無いのは僕がウチにある本の表紙を入れておきました。ジャヌーの変な写真は、アマゾンのもののようです。
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