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本書は大作でして、著者リオネル・テレイ(1921.7-1965.9)の自伝です。あとがきの日付が1961.7になっていますので、テレイが遭難死する約4年前に脱稿されたことになります。
山を始める前の生い立ち的な話から始まり、スキーと山に引き寄せられ、戦時中は山岳兵となり、終戦後は登山スキー学校の先生、さらには、ガイドになるという流れの中で、先鋭的かつ多岐多様な登攀活動が綴られています。とくにヒマラヤや南米への遠征については、熱く語られています。本書に何度も繰り返して出てくる「アドベンチャー」という言葉が著者の人生のキーワードだったことが実感できる良書でした。テレイの考え方に共感しましたし、こういう生き方、素直に憧れてしまいます。
【読了日:2015年2月9日】
のもしんさん、リオネル・テレイの本はこれ一冊しか無いのにいまや古本でしか読めませんね。「人生は冒険だ」って、そうでした。テレイも書いてましたね。
邦題訳、そのまんまで欧米語の直訳っぽいですけど、日本語としてはこれしかなかろうなあと思います。よく聞かれますよね、山なんか登って何かいい事あるのか?と。
いつもながら、コメントありがとうございました。
ある年代に本格的な登攀活動をされた方には、テレイの名は有名なのでしょうが、私などにとっては、こういった図書が手に入らなくなってしまったり、そもそも、どのような著作があったのかも分からない状況になってしまうのは、とても残念な気がします。
先日ご紹介頂いた、ヤマレコの図書コーナーも大変意義のあるコーナーだと感謝しています。
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