もっとも効果があるのは、ごく低温でトレースがある林道で、ラッセルは無くごく軽く新雪がかぶっている、という場所で歩く距離が長い場合です。正月の日高を思い浮かべるとよいと思います。理想的な条件だとウロコよりも滑り、同等にグリップしてくれます。シールとの差は歴然としており、こんな時にシールで歩いていると、なんでこんな無駄をやっているんだろう、と思ってしまいます。また、こういう時の長距離歩行ではシールはかなり消耗します。
固形ワックスとして準備するのは青と紫のもの。他の緑(極低温)や赤(高温、湿雪)はいらないと思います。競技ではないので緑は不要、赤は登山で使う状況ではあまりちゃんとグリップした記憶がありません。クリスター(画像下側のチューブ)も凍った場所で使ったことがあるけど効かなかったなぁ。
塗るのは板の滑走面、多くても長さで1/3ぐらい、足元の中心部に塗ります。全幅でなくても良いでしょう。塗ってコルクで延ばします。
使った後は、取り除かないとシールの糊に悪影響があります。スクレイパーでこすり取るんだけど、完全には取れません。残った部分は、ホワイトガソリンをかけて、ティシュペーパーで拭けばとれます。
板の太さとワックスの効きについて、細い方が効くだろうとの説もあるようですが、私は確認する機会を持っていません。右足に細板、左にファットを履いて比べてみるのも一興かもしれません。
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