シングルのゴアテックス製テントやツェルトは、極寒冷地では快適ではありません。内外の温度差がきついと結露から一気に内側の結氷を起こします。昔、正月のカウイエクウチカウシで、稜線に張ったエスパースのゴアのテントが1時間たつと氷の塊になり、床や寝袋にバラバラ落ちてきて眠れるものでなかったのを思い出します。
ところが、雪洞の中に張ると、このような温度差は解消され、内部はとても暖かく、蒸気の通過も順調で雪洞内部表面に凝結してくれる(雪が融けない)、という環境ができます。ツェルトの中はとてもドライです。中でストーブ焚くとすべて乾きます。もちろん換気には普通以上に気を使いますが。
出発時も、外に張って濡れて凍って、たたんでも袋に入らないテント、ツェルトで苦労するのとちがって、乾いて凍っていないツェルトをしまいこむのは簡単です。
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