分解してグリース塗ってみると、漏れはかなり改善しました。おそらくパッキンが不良なんだろうと見当つけて、ホームセンターで水用のパッキンの小さいの(元のものより大きい)を買ってきて組み立ててみました。2箇所あるパッキンの1個はきつくて、無理に火力調節ネジを回すと裂けてしまいました。片方はちょうどよい大きです。裂けた方は元のにもどすと、これで問題なし、漏れもなく、調節も確実になりました。
どうやら、パッキンの受けになっている金具の箇所が大きさ間違って製作されていたんですね。それで無印(不)良品扱いで流出させたと推定。今は改善されてちゃんと名称つけて売られているようです。それでもまともな登山品店には置いていないようですが。
で、この製品( http://www.cnbulin.com/product-detail-194040.html )はガソリンストーブと同じように、燃料チューブが炎の中を通る構造で、液出しで使える貴重な機種とわかりました。基本はMSRのwindproのコピーで、バーナーヘッドを思いっきり小さくしている、という製品です。まとめると「分離型」、「液出し可」、「軽量コンパクト(150g)」、「安価」が特徴と言えます。
使ってみると、CB缶もアダプターで繋げるし、着火時点から缶を横倒しで使っても問題ありません。安価なプロパン混合の缶( ホームセンターで売っている。一部はOD缶の接合口を持っている:図3右側、低温でも使える )を安定気にせず横倒しで使えるのは素晴らしい。缶を輻射熱があたる場所に置いて温めてやれば、極低温時の運用にも強いでしょう。ためしに残量が少なくなったボンベを逆さにしてやると一気に液が出て、ボウボウと大きな炎が出ます(http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1027807.html )。通常のガスストーブではありえないぐらい景気よく燃やせますが、やるときはちゃんと弱火にしてからでないと危ないですね。
冬季登山用としてイソブタンやプロパン混入のボンベも売っていますが、プロパン等ばかりが気化して出て行ってノーマルブタンだけが残ってしまう、という現象も指摘されています。ガスストーブを常用していない身としては分からないことが多いのですが、みなさん、極低温時やボンベの残量が少なくなったときは、どんな使い方をしているのでしょうか。詰め替え君でまとめるのか、家庭で残りを使っているのでしょうか。BL100-B5ならば最後の一滴まで本来の火力を維持できます。
BL100-B5はジェットボイルやストームクッカー等の熱効率向上用の製品よりも安価で軽量です。今では2000円ぐらいで販売されています。
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