山スキー用ピンチバッグの中身

頻度の高いトラブルに対しては準備しておかなければいけません。山スキーでは道具が特殊なため、自分で持っていく必要があります。

私の場合は、バッグの中に
小型万能プライヤ（ホームセンターの安いもの）、マイヤーズステッチャー（ほとんどの物を縫うことができる）、予備電池、ライター、ドライバー、細引き、針金、ラッセルフラップ、予備ネジ（フィルムパトローネに格納、なるべく大小入れる）、布のガムテープ、ナイロンの補修布、結束バンド（シールの剥がれに）、レンチ（これは自分の特殊なビンディングのため）、ティシュペーパー
が入っています。

とくにビンディングのトラブルが多いと思いますが、私は購入時に、自分で山の中で修理やサルベージができるかどうかを、選択の第一の条件にしています。

１０年前に学生のパーティと谷川岳に登ったときのこと。下りでキャプテンがディアミールをふっ飛ばして、熊穴沢の雪洞までスキーかついでトボトボ降りてきたのを、「ネジ１本１万円でどうだ」、とふっかけたのですが、「３本、ただし出世払い」、との返事で成約となりました。でもその後連絡がありません。苦労ばかりで出世はしていないんでしょうね。