スノーシュー（平地用）の後爪強化

フレームにギザギザのついたスノーシューに比べてデッキの足元のみに爪のあるタイプのスノーシューは急斜面での効きが悪くて怖い目にあったり、スリップしたり、軟雪では登れなかったりという事があります。複数のスノーシューを購入して用途に応じて使い分けるのもいいのですが、難しい方もいるでしょう。

写真１．は https://www.yamareco.com/modules/diary/1455-detail-134301 で紹介した安価なスノーシュー、もう15年使っています。27インチサイズで深雪もけっこう強く、普通の斜面は問題なく登れます。でも下りでスリップして尻もちついたことも、短いんだけど急な斜面に出くわしてギブアップという事もありました。後爪を山スキー用のクランポンに替えてやると急斜面での効きがまるで違います。改造・製作から時間がたっていないので、このスノーシューでの実験はまだですが。

オリジナルの後爪に穴のあいた所と同じ場所にドリルで穴を開けて、6mmの蝶ボルト（もしくはメスの蝶ネジ）を差し込む、これだけです。蝶ボルトを使うのは、このクランポンはふだんはザックに入れて運び、通常はオリジナルの後爪を使う、登山中に必要な箇所のみクランポンに替える、という使い方を想定しています。

写真1.と2.はエメリービンディング用のクランポンで幅狭板用で小ぶり、これでちょうど良いようです。写真3.にあるフリーベンチャー用のクランポンでも作ってみました。爪が10cm伸びて強力そうです。