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それはさて置き、先の那須雪崩報道で泉 康子「いまだ下山せず!」(宝島社)を思い出しました。雪崩の状況は全く違いますけど。
雪山縦走下山日を過ぎても仲間三人の連絡が無く、山岳会メンバーが混乱する様。闇雲な遭難者捜索とその後の冷静な目撃情報収集、さらには回収まで。仲間を必ず回収するんだという熱意に圧倒されます。
山岳会の思惑とは違い、彼等は沢を下って雪崩の巣窟に踏み込んだ事が明らかになります。何故なのか?
ネタバレすると、同じ沢を下る雪山縦走記録を参考にしてしまったようです。雪崩が起きやすい場所なのは遭難者も知っていたようですが、雪山縦走中止の判断をした彼等は敗退という事で気力・体力が低下して危険を知りながらも先の記録と同様に沢を下る選択をしてしまったのだと思います。
※総務省で遭難者対策を真面目に考えているようですね。
総務省:150MHz帯の電波を使用する登山者等の位置検知システムに関する調査検討会 第1回会合の概要
http://www.soumu.go.jp/soutsu/hokuriku/resarch/150m_ichikenchi/1st.html
※登山前から遭難が始まっているのでは?という状況もあるようです。
JRO日本山岳救助機構合同会社:羽根田治の安全登山通信 | 自救力アップ講座
http://www.sangakujro.com/category/blog/haneda/
amazon:泉 康子 いまだ下山せず!
https://www.amazon.co.jp/dp/4796673202
こんにちは。
いまだ下山せず!のタイトルにひかれて、日記を拝見させて頂きました。
この本は、特に初心者にとって遭難について考えてもらうのにうってつけの良書とおもいます。所属会の人にもすすめてます。
私もたびたび、読み返しております。
もう少し知られていても良いとおもうのですか、思ったより知名度がなく、残念に思ってます。
はじめました。
私も写真につられて日記拝見させていただきました。
家にも同じ本があり、時々、思い出したように読み返しています。
matsukoさんも書かれているように、文章が巧みで、山、家族、仲間について考えさせられる良い書籍と思います。手に入れるチャンスがあれば是非一読することをおすすめします。
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