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この本はツキノワグマ保護の観点から書かれています。人を襲うツキノワグマの殺処分は仕方ない(人を脅威とみなさず、次も襲うから)。だからといって、「ツキノワグマ=危険な生き物」という思考で排除してはいけない。ツキノワグマを次の「ニホンオオカミ」にしたくないといえば筆者の考えが分かりやすいでしょう。
それでも登山者の参考になる内容は多いです。
遭遇した時は逃げる場合もあるし、対峙してくる場合もある。
餌(場)の執着心が強い(簡単に追い払えない)。
しゃがんでいる人(山菜採集)は襲われやすい。
人を食べた事がある個体は躊躇なく人を襲うようになる(人を脅威と思わない)。
子連れの母熊は人を排除しようとする。
対峙して逃げ出すと背後から襲われる(動物の本能。逃げた相手は脅威では無い。)。
熊鈴やホイッスルを鳴らしていても遭遇する事例あり。
筆者はカプサイシンスプレー(熊除けスプレー)で攻撃を防いだ事は複数回あるが、イメージしていた対応方法をとれず逃走した事がある。
ラジオテレメトリー(ツキノワグマに取り付けた発信機)を頼りにツキノワグマの調査に行ったが、近くにいるはずなのに居場所が分からない。
遭遇距離は1m〜60m(平均16.7m)。
犬連れでも襲われる事例あり。
結局、ツキノワグマに襲われるような状況では必死に抵抗するしかないようです(大声で威嚇、手元にある物で戦う)。
事前の熊対策と対処は過去の日記をご覧ください(アメリカも日本も同じ)。
熊鈴・・・効果無い場合もあるのね・・・。
saitama-nの日記:アメリカ国立公園での熊対策はどうなのか?
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-122027
Amazon:ツキノワグマ すぐそこにいる野生動物
https://www.amazon.co.jp/dp/4130633481
日本クマネットワーク
http://www.japanbear.org/
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