でも、jROの「2018年度事後分担金のご通知とご報告」を見ると意図せずにアンザイレン状態になったと受け取れます。
2ピッチ目を登っていているトップが滑落。その際に中間支点が崩壊。ビレイヤーのセルフを通じて1ピッチ目終了地点が崩壊。
1ピッチ目終了地点にセルフをとっていた5名が滑落。
1ピッチ目を登攀中のメンバーも一緒に滑落。
死亡した3人の死因は滑落時の衝撃による雪崩での窒息。
だそうです。
1ピッチ目終了地点で待機していたと思われる4名(ビレイヤー除く)はトップが滑落して中間支点が崩壊してビレイヤーのセルフが崩壊すると待機中の方が巻き込まれるようなセルフの取り方だったのか。だとすると、最低でも6名はアンザイレン状態だったといえます(結果的に)。
どちらにしても、今回のようにトップが滑落して支点が崩壊したら人数の差はあれども遭難は起きてしまいますね。
クライミングや雪山は全く知らない分野なので分かりませんが、7名揃ってから次へみたいなロープクライミングだと時間がかかりすぎて待機しているメンバーの疲労度が増すのでないかしら。ロープクライミングが必要な場所はルート全体の少しだけだったのかな。
メンバーの訓練を兼ねての雪山で、7人揃って登るのがリスク回避になると判断したのかもしれません。
登山・山岳遭難対策制度|jRO(ジロー)日本山岳救助機構
https://www.sangakujro.com/
saitama-nの日記:登山者は心理学の本を読んだほうが良いのかもしれない
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-161875
Amazon:K(ケイ)
https://www.amazon.co.jp/dp/4575933384
こんばんは!
私もJRO会員ですが、毎年この支払事案はとても参考になるし考えさせられると思います。
この中には自分が遭遇した(事故パーティーのセルフレスキューに居合わせた)事例もあります。
大変しっかりした山岳会パーティーで、さすがだなと思った記憶があります。
阿弥陀南陵の事故はなかなかショックで記憶にも新しいのですが、JROの報告で初めておおよその実態を知ることが出来ました。
思わず唸ってしまいます。
saitamanさんの考察に関してはチト違う感想を持ってますが。
それにしても当該山岳会からの事故総括報告がなぜまだ出ないのか、なぜHPすら手つかずでそのままなのかとても謎だし遺憾に思います。
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