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プロ登山家ならスポンサーから資金を提供してもらって登山したり、その経験を生かした仕事で稼いだりと。
imonee姉さんのヤマレコ日記: プロとは心構えである
https://www.yamareco.com/modules/diary/79241-detail-200074
imonee姉さんのプロ論(?)を拝見して山で「お仕事ですか?」と聞かれたのを思い出しました。
友人と茶臼岳に登った時です(15年くらい前の晩秋)。
その日はドス黒い曇り空で時折小雨がぱらついていました。風もあります。地図は持っておらず、自分はルートが不明でした。「茶臼岳に登るから」と言われて友人についていきました(友人は何度か経験しているルート)。
自分の装備は上下バイク用の防水防寒着(黒)、黒のグローブ、毛糸の帽子、運動靴、リュック、手には友人から貸してもらったT型のポール。
誘われるままに天気予報のチェック等はしていません。自分はプロではないので心構えが足りなかったようです。
那須ロープウェイの駐車場から歩いて途中でお昼休憩。寒くてガタガタ震えながらサンドイッチか何かを食べた記憶があります(今なら絶対に温かいカップ麺を食べます)。
食事中に朝日岳方面に向かう色とりどりのレインウェアを着たツアー客と思われる行列(60歳以上の女性に見えた)を見て友人と「寒くて雨で風があるのに大変だ。苦行だね」と話したのを覚えています。
で、食事休憩中に他の登山者から「お仕事ですか?」と聞かれました。友人と顔を見合わせ「ええ・・・まぁ」と適当な返事。
お仕事で山に入いる方はプロ登山家、ガイド、山岳救助隊、山小屋関係者、山小屋や登山道の補修業者、水源監視員、電力関係者、通信関係者、林業、土木、山岳レンジャー、研究者、有害鳥獣駆除(狩猟)等だと思います。
何故、「お仕事ですか?」と聞いたのか?
自分と友人の結論は「あんなにへたばっていたのでは仕事に見えるわけが無い。からかわれたんだ!」というものでした。全身黒ずくめなのがプロっぽかったんじゃない?という意見もあり。
その後は更なる風と弱い雨が降り寒さ倍増。要所要所で友人による解説を聞きつつ「ドス黒い曇り空の中で景色は最悪。雨に降られて風が強くて寒くて最悪。手がかじかんでいるよ。何でこんな苦行しないといけないの?早く帰りたいよ」という気持ち。
茶臼岳直下はザレ場で歩きにくく、山頂からの眺望は濃霧で何も見えません。おまけにロープウェイは混みこみでガタガタ震えながら順番を待ちました。
どんなルートだったんだろうとこの日記を書くために確認したら「無限地獄」と地図中にあります。
・・・地獄?
自分にとって、その日の茶臼岳は本当に地獄でした。地獄でした(大事な事なので2回言いました)。
今なら特に問題のないルートだなあと思います。
天気が良ければね!
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