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https://www.amazon.co.jp/dp/4778316169
あなたがイタリア産と思っているトマト加工品(トマトピューレやトマトジュースに使われる濃縮トマト)は中国産ですよという内容です。
パッケージに書いてある生産国は最終加工した場所なので消費者は中国産と分からないそうです。
ホールトマトも同じなのかしら?
イタリア企業がトマト栽培とトマト加工の技術(イタリア企業の費用で工場建設も)を中国に持ち込む→コストが抑えられてイタリア企業ウハウハ(中国産の濃縮トマトを水で希釈してイタリア産とする)→中国の担当組織が力をつけて独自に販路や外国企業を買収(ブランドイメージと外国産のトマト加工品にする為)→イタリア企業勝ち目無しで衰退という流れ。
他には・・・
強制労働等の安価で豊富な中国の労働力
トラックに山積みしても潰れない加工用トマトの開発
利潤追求と覇者として生き残る為に容赦ない食品大手
イタリアの歴史(南北の経済格差とファシズムとマフィア)
各国の移民の歴史(安価な労働力)
グローバルな流通(競争の激化)で貧しい国がさらに貧しく
最終処理場になるアフリカ(安く仕上げる為に混ぜ物をしたり、汚染や消費期限が切れた食品を再加工)
「ファーマゲドン 安い肉の本当のコスト」と同じような読後感があります。
Amazon:ファーマゲドン 安い肉の本当のコスト
https://www.amazon.co.jp/dp/4822250741
でも、中国産を気にしてもしゃあないか。安全性は国の検査体制と輸入業者と日本の食品会社の良心を信用するしかないです。
食品のチャイナ・フリーなんか日本ではできません。調味料は原材料に必ずといっていいほど中国の物が含まれています。
例えばソースやケチャップには中国産のトマト加工品が使われています。鶏ガラスープの素の原材料とかにも(○○エキスとかの旨味)。
アメリカは自国でトマト加工品をまかなえているそうです。
カゴメ株式会社:中国の原料への対応
https://www.kagome.co.jp/products/origin/china/
saitama-nさん、おはようございます。
朝からちょっとゾッ
そうなんですか
全く知らなかったです。
もうなにがなんやら
牛肉の和牛や国産表示みたいなもんですね。
和牛なのに生産はオーストラリアだったり、
国産なのに生まれはオーストラリアやアメリカだったり、
肥料は輸入品
それが嫌で自家栽培にしたら
種はどこのか判らない始末
Bombers様。
トマト缶を買うたびに「イタリア産かあ。100円以下で買えるのでイタリアはトマトが豊富なんだなあ」と呑気な事を思っていました。
ご紹介した本の冒頭は新疆(しんきょう)ウイグル自治区ウス市近郊からスタートします。
カゴメ株式会社:中国の原料への対応
https://www.kagome.co.jp/products/origin/china/
こちらに原料の調達先で新疆ウイグル自治区と出ていて凍る思いをしました。
日本では新疆ウイグル自治区というとウイグル人弾圧に関係するニュースぐらいでしか登場しません。
もしかして自分が食べているトマト加工品は強制労働者が・・・等と考えるとトマトの赤が血の赤に感じなくもないです。
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