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稲刈りが済むと、どっと押し寄せてきます。カメムシ。
・・・お題がこれなので、ご退出自由。写真もきれいげなのを。
ちょっと調べると、日本には1000種以上とか。
密封容器に入れて振ると、自分の匂いで死ぬとか。
東南アジアではきれいなカメムシをアクセサリーに。
アフリカでは、食べるんですね。
さて、本題。
カメムシ(椿象、亀虫)は、カメムシ目(半翅目)のカメムシ亜目(異翅亜目、Heteroptera)に属する昆虫の総称。
またはそのうちの水生種(水生カメムシ類)、グンバイムシ、トコジラミなどを除いた陸生種の総称である。
日本には1000種以上が生息するものの、標準和名を「カメムシ」とする昆虫は存在しない。
悪臭を放つことで知られる。
そこから日本では「クサムシ」や「こき虫」という俗称があり、「ヘッピリ」や「クサンボ」「ジャコ」という地方名も知られる。英名の“stink bug”(臭い虫)もその習性に由来する。
臭いを発するなじみ深い虫なので、各地で色々な方言で呼ばれてきた。
我が家では、おばあさんが「お姫様」と呼んでいた。
そっと扱うと、臭いにおいを出さない。(お姫さまあつかい)
全国では 例として、
「ヘコキムシ」「ヘッピリムシ」(多くの地方)
「クセンコ」「クセンコムシ」(青森県)
「アネコムシ」「ヘメコムシ」「ヒメコムシ」「ドンベムシ」(秋田県南部山間部など)
「ヘクサムシ」「ヘクソムシ」(山形県〜福島県)
「ジャコ」(宮城県)
「ヘタガニ」「ヘチガネ」「ジョロピン」(新潟県の一部)
「ワクサ」「ワックサ」(群馬県・埼玉県)
「ヘクサクン」「トモコチャン」(長野県南部)
「ヘクサンボ」(福井県嶺北、石川県の一部、富山県の一部、山形県の一部)
「オガムシ」(福井県嶺南の一部、奈良県の一部、徳島県の一部、愛媛県の一部)
「ガメ」「ノブコムシ」(岐阜県の一部)
「ヘクサムシ」(岐阜県飛騨地方)
「マナゴ」(和歌山県)
「ジョンソン」「ジョロムシ」「オヒメサマ」(兵庫県日本海側の一部)
「ヒメムシ」「ヨメサンムシ」(京都府丹後地方)
「ガイザ」「ガイダ」「カイダ(ムシ)」(兵庫県〜岡山県の山間部)
「ホウムシ」(島根県西部・山口県中部)
「ハットウジ」「ハトウジ」(岡山県〜広島県の山間部)
「ホウジ」(山口県)
「ジャクジ」「ジャクゼン」「ブイブイ」(愛媛県)
「フウ」(九州地方)
などがある。
特に九州で今日用いられている「フウ」あるいは「フウムシ」は、カメムシを指す古語の一つの系譜を引いているとも言われており、ホオズキの語源ともされている。
では、カメムシについて。
一般的な特徴は、
カメムシの名で呼ばれる昆虫にはいくつもの科が存在する。
カメムシ科にはナガメ、アオクサカメムシなどが含まれている。
頭は先端が尖った三角形、前胸は左右に張り、翅に覆われた胴体は後ろすぼみになっているので、全体はおおよそ五角形の底を引き伸ばしたような形になる。
頭部は三角で、細長い触角がある。複眼は頭部の基部の左右に突き出ている。
前胸は左右に張りだし、肩のように角をもつものが多い。
そこから後方の胴体は翅に覆われる。前翅は基部側の半ばまでは固く厚くなり、先だけが膜状になる。
この膜状の部分だけを左右を重ねるように、胴体の背面に折り重ねて畳む。左右の翅の基部の間は、背中が三角に見えており、この部分は厚くなって、小楯板(しょうじゅんばん)と呼ばれる。
後翅は、前翅の下に折り込まれる。
口器はストローのような形で、頭の下側に折り込まれている。
脚は三対、歩脚型のものが多い。ヘリカメ類には、後脚が太くて刺があるなどの発達が雄に見られる場合がある。
カメムシの卵は円筒形で、上端が丸い蓋になり、片端に蝶番があるものが多い。
孵化の時は、この蓋を押し開けるようにして、幼虫が出てくる。
幼虫は成虫とほぼ同じ形だが、模様が異なる。
蛹を経過せずに羽化する、不完全変態である。
臭いは、
カメムシは、胸部第三節である後胸の、腹面にある臭腺から悪臭を伴う分泌液を飛散させる。
この液にはアルデヒド、エステル、酢酸、炭化水素が含まれ、臭いの主成分はヘキサナールやトランス-2-ヘキセナールである。
敵の攻撃など、外部からの刺激を受けると分泌され、捕食者に対しての防御であると考えられている。
群れでいるカメムシの場合、1匹が臭いを発すると、たちまちのうちに周辺一帯のカメムシが逃げ出す現象が見られる。
高濃度のカメムシの臭いは、仲間に対しては警報の役割を果たしている。一方、群れを作るカメムシの場合、低濃度の臭いを集合フェロモンとして利用することが知られている。
カメムシの分泌液は、彼らの身体にとっても化学的に有害である。
このため、カメムシの体表は、飛散させた液が自身に浸み込まないように厚いセメント層で保護されている。
また、瓶の中にカメムシを入れ、つついて臭いを出させた後で蓋を閉めておくと失神、蓋を開ければ元気になるが放置すると死んでしまうことがある。
カメムシの分泌液は求愛にも利用される。
キバラヘリカメムシは、青リンゴのような匂いを放つ。
代表的な科と、若干の種について、
・ツチカメムシ科 - 草や樹木の根元の地表、地中に生息。植食性(種子食者が多い)
・マルカメムシ科 - マメ科やタデ科などの草本の茎から吸汁。
・キンカメムシ科 - 美しい金属光沢を持つものが多い。
アカスジキンカメムシ、ニシキキンカメムシ - 日本一美しいカメムシとも呼ばれることがある。
・カメムシ科 - アオカメムシ類で緑色のカメムシ。農業害虫。
クサギカメムシ - 日本(本州以北)で最も多くみられる種の1つ。成虫で越冬する。
クチブトカメムシ - 口を前に突き出すようにして、イモムシに突き刺して食べる。
ナガメ - 黒い体に赤い網目の筋。アブラナ科の花に春に出る。
ウシカメムシ - 常緑広葉樹の森を好み人里で見かける機会は少ない。
エビイロカメムシ - 平らで黄褐色のやや大型のカメムシ。ススキに見られる。
・ツノカメムシ科
エサキモンキツノカメムシ - 褐色のツノカメムシ。小楯板に黄色いハート形の斑紋がある。
セアカツノカメムシ - 針葉樹から広葉樹まで様々な植物の果実の汁を吸う。
・クヌギカメムシ科
・ヘリカメムシ科 腹部の左右端が翅からはみ出す。大型種が多い。臭いも強烈。
ホオズキカメムシ - ナス科などにつく。成虫はハーレムを雄が独占。
マツヘリカメムシ - マツの害虫。
キバラヘリカメムシ - マユミやニシキギなどの実に集まる。成虫で越冬する。
・ホソヘリカメムシ科
ホソヘリカメムシ - 大豆など豆類の害虫。幼虫がアリに似ている。
クモヘリカメムシ - 稲の害虫。
・ナガカメムシ科 - 種類数多し。体は細長い。植食性、昆虫食のものが混在。
・イトカメムシ科 - 糸屑のような体。雑草につく。
・ヒラタカメムシ科 - 偏平で、枯れ木の樹皮の隙間などに。朽木の内部の菌類の菌糸を摂食
・サシガメ科 - 昆虫食、脊椎動物吸血性。
・ハナカメムシ科 - ごく小型、昆虫食。
・カスミカメムシ科 - 種類数多し。草食、肉食、菌食など非常に多様な生態。単眼がないのが特徴。
てっきり「この季節になるといつのまにか家の中に入り込んでる」という話題かと思ってました😅
カメムシ目はタイコウチ科、アメンボ科など水中、水上にも進出してる昆虫界のやり手ですね。
セミやヨコバイも含まれますが、ヨコバイ亜目でやや離れたグループになるそうで。
色んな意味で害虫扱いですが美麗種も多くて割と好きな分類です😎
自分の臭いで死んでしまうのは初耳です😅
カメムシが多くなって、ちょい調べたら・・ものすごく奥が深く。
カメムシ図鑑のサイトでチェック。
方言をチェック。 と 膨らんで。
流石!! モミジさんは入り込んできますね( ´艸`)
幅広い。
カメムシ博士は、臭いで種類がわかるとか。
アラ!の瓶に入れて、今日実験しました。
ホントに死んだ。のですが、フタを開けられない。という実態( ´艸`)
そういえば、聖、光の帰りに
姫路あたりで車に止まっていたのもカメムシでしたね。やすはさんの車、気に入ってたみたいでしたね。広島まで連れて帰ったんでしたっけ😆
語り部は調べた事を書く。
最後の科目、種は余分だった気がするが…2編に別けるのも考えたが…このお題では😅
姫路からついてきたカメさんは、翌日。お亡くなりになってました。
未知の種類も学ばせていただきました・・😝
アカスジキンカメムシは比婆山や寂地で見たのですが宝石のように綺麗✨
(私としてはエメラルダ、と命名)
藪の中でチクリと刺す肉食サシガメもいます。
(服の上からでも蜂みたいに痛かったよ😢)
今日、お祭りの幟や幕を下ろす日なんですが
毎年、大量のクサギカメさんがついているので、とっても恐怖です💦
コメントありがとうございます。
私は、全てをカメムシで通してきたので、種類の多さにびっくり( ゚Д゚)
そして、調べたら長文になって びっくり( ゚Д゚) 全部書いてしまった( ´艸`)
誰も読まないと思っていたら、お気に入り登録ありにびっくり( ゚Д゚)
田舎あるあるですよね。カメムシ事件。
今、稲刈りが済んで我が家にも、会社にも多くて。
納品した部品にカメムシがついていて客先からクレーム。
「田舎なんじゃけん。ごめんなさい」では通じない。ヽ(`Д´)ノプンプン
会社では、毎朝カメムシ拾い(火ばさみで)。毎日、袋いっぱいとれる。
気は進まないが、農薬(カメムシいや〜ょ)を散布。
寒くなるのを待つが、夏日の気温。
戦いです。ご健闘を祈る。
こんばんは カオナシはん
仕事に行くと、みんなで今年のカメムシ大発生の話題になります。
高校は富山県境や長野県民も来る学校で、出身地のカメムシの読み方をみんなで集めました。
長野県境(雨飾日本海口の集落)は「へクサの旦那」と呼ばれていて時代劇みたいで面白いなぁと思いました。
旦那なんてお姫様と同じ理由でしょうか。
忘れられないのは、塩の道の集落で女性が網戸を掃除機でかけていて「???」と見たら
大量のへクサを吸い取っていて、おののきました。
コメント遅返事でごめんなさい。
罰金、5万円ですね( ´艸`)
(・・・今、急いでキーを打ったら5万円と変換した。ミラクルうち)
カメムシ多くて、気のなり調べたら・・長文の日記になりました。とさ。
仕事場では、氷殺スプレーとファブリースがセットおいてあります。
「へクサの旦那」・・山岳推理小説に出てきそうな山岳刑事っぽい。
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