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そこで「ミスター赤ヘル:山本浩二さん」は 「最初のころは、赤の帽子が恥ずかしかった」と言っている
なぜ?「赤」が恥ずかしいのか? そう、当時は、「赤は女の子」「青は男の子」の色と思われていたから
その話を受け、後日 ラジオで なぜ?この色はそういうイメージなのかを色のコラムニストの方の話
その題は、「昔、ピンクは男の色だった」 (聞いてただけで、覚えきれないので、調べました ↓ )
今では想像もつかないが、かつてピンクは男の子にこそ好まれる色だった
1890年の「A Ladies Home Journal」の記事では「赤ちゃんには純白を ブルーは女の子用で、ピン クは男の子用です」と紹介されている
また、1918年に出版された業界誌「Earnshaw's Infants' Department」の記事でも同様の見解が示されている
「ピンクはよりはっきりした強い色であるため男の子にふさわしく、ブルーはより繊細で可憐であるため女の子にふさわしい」
1918年時点で「よりはっきりとした強い色であるピンクは男の子にふさわしく、一方、繊細で可憐なブルーは女の子をよりかわいらしく見せてくれることでしょう」と書いていた
言われてみれば、『オズの魔法使い』ドロシーも、ブルーのドレス (写真 左)
『不思議の国のアリス』でも主人公は青いドレスで描かれることが圧倒的に多い
さらに過去では、ブルーのドレスにピンクのリボンを合わせていた幼少期のマリー・アントワネット (写真 中)
少し時代が下って1950年代にピンクのシャツやジャケット、キャデラックを好むエルビス・プレスリーは反体制的な存在だった
これは当時のアメリカではピンクは女性や黒人のための色とされていたからだ
こちらは社会の変化によって数十年、場合によっては数年単位で変わることもある
ピンクの服を着た男の子が好まれたのは、中西部や南部の州で顕著だったのかもしれない
1927年のタイムの記事で、全米の大型デパートを対象に、女の子と男の子のそれぞれについて、どの色が最もふさわしいかを調査した
それによれば、ボストン、クリーブランド、ニューオリンズ、シカゴなど大多数の都市の人々は、男の子にはピンク、女の子にはブルーと答えたという
一方、カリフォルニア州を見てみると、ロサンゼルスでは女の子にピンク、サンフランシスコでは男の子にピンクと意見が分かれ、フィラデルフィアとマンハッタンでは、男の子にはブルー、女の子にはピンクが好まれた
当時は都市によって意見が分かれ、全国的に統一された固定観念というものはなかったらしい
19世紀、親たちは子どもの性別を強調しないように白い服を好んで着せていたと説明している
「1880年当時、1歳の息子に男らしさを表現する服を着せたり、幼い娘に女らしさを強調する服を選んだりする親はほとんどいなかった (略) 性別を強調するような服は、性別によらない無邪気さこそが子どもの最大の魅力とされていた時代にはそぐわなかったのだ」
そこから時が経ち、20世紀半ばになると、娘は母親、息子は父親のような服を着るようになる
しかし、1970年代に入ると、子どもたちはユニセックスな服を着るようになった
その頃、米国では女性の社会進出が盛んになり、彼女たちが既存の枠にとらわれない役割を担うようになっていた
そして、自分自身や娘たちのために女性的ではない服を選ぶようになったのだ。
では、「ピンクが女の子の色になったのはいつ?」となるが
実は、ピンクが「女の子らしい色」とされたのは1953年、アイゼンハワーが大統領に就任した直後だ
大統領の妻であり、ファーストレディであるマミー・アイゼンハワーのお気に入りの色が単純にピンクだったのだ
ピンクが大好きな彼女が就任式典の舞踏会に無数のラインストーンが散りばめられたピンクのボールガウンを着て登場した
その後も彼女はピンクを着続け、メディアや小売店もそれに続いてピンクを「女の子らしい色」へと押し上げた
1957年に公開された映画『パリの恋人』でも、ケイ・トンプソンが演じるファッション誌編集長がピンクを全面に押し出すシーンが展開されている
この役は当時US「ヴォーグ』の編集長を務めていたダイアナ・ヴリーランドを強く意識したもので、ピンクを謳っているのも、インドに触発されたダイアナの「ピンクは新しいネイビーブルーよ」という言葉を元にしている
「女の子らしい色、ピンク」は次のファーストレディであるジャクリーン・ケネディにも継承された
皮肉なことに、彼女の最もよく知られたピンクモーメントは暗殺事件の折に来ていたピンクの“シャネルスーツ”だった・・・(写真 右)
「1970年代、ピンクは伝統的な女性らしさと強く結びついており、フェミニストの親たちは娘にピンクの服を着せることに強く反発した」と書かれている
1970年代半ばのユニセックストレンドの絶頂期には、こうした反ピンク感情は非常に強く、大手小売りのシアーズのカタログには、2年間、ピンク色の幼児服が掲載されなかったほどだ
1980年代半ばになると、ピンクとブルーの性差が強まり始めた
出生前検査の普及がこうした傾向のきっかけになったのかもしれない
出生前検査のおかげで、両親は子どもが生まれる前に男の子か女の子かを知ることができた
この知識は、生まれてくる赤ちゃんの性別を反映した色で子ども部屋を飾るための十分な時間を、親たちに与えることになった
その結果、現代ではピンクやブルーの風船、ケーキ、紙吹雪を使ったパーティーで子どもの性別を明らかにすることで、両親は喜びを分かち合っている
(子どもに性自認を選択させることに前向きであることを示すために、紫色を好んで使う人もいる)
結局のところ、女の子はピンク、男の子はブルーという固定観念は、説明してきたような経緯(社会科学者はこれを「社会構築(主義)」と呼ぶ)によって形作られたものだ
女の子がピンクに惹かれる生物学的な理由は何もない
私たちの社会が作り上げたものにすぎないのだ
バービーが大きなスクリーンに登場するとき、もし歴史が少しだけ違っていたら、バービーが青い家に済み、青い車に乗り、青い服を着ていたかもしれない
締めに 「色にはそれぞれ感じ方がある」と
赤は怒り、
青は憂鬱や悲しみを連想させ、
緑は心が落ち着き、
黄色は楽しい気持ちになる・・・など
青い鳥さんだからね( ´艸`)
カオナシは ピンクのTシャツは何枚かあります・・が 外では着ない
日本の80代位の女児向けアニメは暖色よく着てますが、往年のディズニープリンセスはオーロラ姫とベル以外は寒色ですね。
実状、現在の女児はラベンダーカラーが凄く好きですよ。ラプンツェルカラーの。
女の子が青系を着ていると、清楚な感じ
赤系を着てると、優しい可愛い感じ
…個人の主観ですけど
青系が好きですけどね
我が家の娘は、白・黒・アースカラー
口出しすると、怒られので…そこはそれで
性別と色、随分前ですがテレビでトイレの男性用、女性用の区別について調査していました。
三角形、逆三角形とかいう形ではなく赤と黒などはっきりとした色で表した方が迷いなく選んでいたのを思い出しました。
感覚として男の色、女性の色は好き嫌いではなく浸透しているようです。
毎回のコメントありがとうございます
ピクトグラムなどは、よく考えられていると思いますよ
そこに色をつけるのは、誰かの主観で構築された概念なのでしょうね
もう、みんなの中に浸透してるので、覆せないでしょうね
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