なんとなく、居心地の悪い場所というのがある。
薄気味悪いというか、背筋の毛が逆だってザワザワするというか。
何が見えるという訳でもないが、あまりじっくり辺りを見回したくない。
とにかく一刻も早く立ち去りたいと思うような、ちょっと嫌〜ぁな場所。
山を歩いていて、そういう気持ちの悪い場所に出会うと、疲れていようが何だろうが、とっとと先を急いでしまう。
そういうとこで撮った写真というのが、これまた、あんまりじっくり眺めたくないような感じになるのだ、不思議なことに。
単独で歩くようになって一層、そうしたことが苦手になってきて困る。
最高に気持ちのいい尾根を歩いた先に、どよんと淀んだコルがあってそこを通らなければ下山できないとか。
休憩するのに良さそうなちょっとした明るい広場…なのにどんより気持ちが悪いとか。
年代物の石仏が、あっこれちょっと写真撮りたくない、いや撮っても何も写らないんだろうけど何か嫌だとか。
その日の天候とか時間帯とか、自分の体調だとか、そういうものに左右されてるのかも。
そう考えてもみるけれど、何度行ってもやっぱり同じ場所がどんよりなので、行く度にがっかりする。
こういう時、単独でなければなあと思う。
「えー、ぜんぜんわからなかった!」
「霊感ないから平気!」
って誰かに言ってもらえたら、そうだよね私の気にしすぎだよねーって、どよんとしたものを払えるんじゃないか。
でも、
「うん。実は自分も○○が○○○けど、怖がると思って黙ってた」
なんて万が一言われてしまったら、もうその道は二度と一人では歩けなくなりそうだ。
霊感の強い人にはぜひ、
「えー、ぜんぜんわからなかった!」
と全力で明るく言い切って欲しい。
と、いうことは、自分も誰かと一緒の時には、気味悪く感じたことなんかは黙っていたほうがいいんだろうな。
気をつけよう。
山歩きを趣味にしていると、いろんな話を見聞きすると思う。
自分も妙な写真を撮ったり妙な体験をしたりしたことは、あると言えばあるのだが。
人と一緒の時はそれほど怖いとも思わなくて、おかしいね、何だったんだろうね、と平気で話せたりするもので、そういう話のネタはいくつか持っている。
でも一人きりで歩いている時に遭遇したら、と思うと…無理無理無理。ぜったい無理です。
元々はすごい怖がりなのだ。
どのくらい怖がりかというと、足元の枯葉が「ガサッ!」といっただけでビクッとしてしまう。
枯葉の下から出てくるのはたいていトカゲで、あんな小さいヤツがなんでこんな大きな音を、と毎度恨めしい。
このあいだ斜面でガサガサと物凄い音がした時は、今度こそクマだと覚悟を決めてストックを牙突に構えたところ、灌木の中にいたのはヤマドリだった。
慌ててカメラを取り出してるうちに見えなくなってしまい、惜しいことをした。
話は変わるけれど、このところ毎日どよんとした場所に立ち入る羽目になっている。
職場の会議室。身近な、長居したくない場所No.1である。めちゃくちゃ空気が淀んでいる。
もちろん、会議も嫌だ(オンラインのも嫌だ)。
こんにちは、長野県民です。もっぱらソロ登山なのにビビリ屋です。
登っている途中で、下の方で会話する声が度々聞こえて近づいてくる感じで。話しながら登っているのに速いなぁと思って、追い抜いてもらおうと休憩したけど、結局その後誰も来ない。
下山中に、何かが後ろから追ってくる感じがして、時々うしろを振り返るけど何も変わったところはない。
霊感ありませんし信じてもいませんし、こういうことがあっても山登りは変わらず楽しんでますが、山の神秘とか偉大さは忘れずにいたいなと思っています。
ちなみに、夕暮れが迫っているのに不明瞭な道に深々と入ってしまったときが、一番怖いです。
atovさん、こんにちわ。
会話が聞こえるのに近づいて来ない…わかります〜その感じ ありますよね…ほんと、何なんでしょうね。
午後の遅い時間帯に不明瞭な道は怖すぎます。めっちゃメンタル削られるやつですね。
先月初めて訪れた一の倉沢。夕方で、他に人が居らず、薄曇りで稜線は雲の中、あまり長居出来る雰囲気もなく帰りました( ・∇・)
気のせいと思いますが。
sikakaiさん
そうそう。気のせいですって。
( ・∇・)
ですよね!
(・∀・)
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