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計画不足、認識不足による遭難、防げたであろう遭難が近年増えているのだそう。
そんな事例集で、この8月に出たばかりの本。
事例は豊富ですが、あっという間に読んでしまいました。
この本の事例にあるような遭難者の大半は、そもそもこんな本を手に取ることがなさそうと思ってしまいます。
でも、ドキッとした例もいくつか。
バッテリー切れは自分も一昨年やらかしましたし。
「行けるところまで行ってみよう」と思った時点でアウトというのは厳しいんじゃないかと思ったけれど、それだとついずるずると登り続けてしまうという指摘に、心当たりがありまくりでした。
「行けるところまで」と曖昧にするのではなく「◯◯時の時点で▲▲に着いていなければ引き返す」のように、明確に線引きを決めておくのは大事かも。
ドキュメント遭難シリーズのような詳細なルポルタージュではなく、事例に対しどんな知識や経験が必要だったかピンポイントで紹介していく、登山の基礎知識集のような作りで読みやすいと思います。
「あなたはもう遭難している 本当にあったびっくり遭難に学ぶ登山の超基本」
羽根田 治 山と渓谷社
https://www.yamakei.co.jp/products/2825500510.html
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