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海の日の三連休はどこも猛暑だったと思いますが、私の行った飯豊山も猛烈に暑かったです。
いや暑いのは予想してました。
東北の山は北アルプスみたいに雪渓と高山植物のお花畑が広がるけれど、標高が低いぶん暑いのだと以前から聞いていました。
でも感覚的に、森林限界を超えて眼の前に雪渓が広がるたおやかな稜線上で、気温が30℃近いというのは想像の域を超えてました。
で。
これまで、行動に必要な水分量を、以下の式で計算していました。
行動中のエネルギー消費量kcal × 0.8
※エネルギー消費量 = コース定数×(体重+ザックの重量)
これで計算して足りなくなったことがなく、むしろ余り気味でした。
今回の飯豊山でも初日は2Lあれば足りる計算のところ、多めに見積もって2.5Lを担いでいました。
足りなきゃ途中で水場もあるし、避難小屋で飲料が購入できるし。
でも足りなくなった。
いったい、どれくらいの水分を汗で失ったんだろう?
ということで、ざっくり計算してみました。
・3日間の行動中での水分補給量(※行動中のみ。朝・夕食時は含めず)
=6.5L
・下山後の体重減少
=2kg ←脱水による体重減少
下山後に体重が2kg減ったけれど、1日で元に戻ったので、これを脱水によって減少した水分と考えました。
6.5L + 2L = 8.5L ←3日間で失った水分量
8.5Lの汗!
行動中トイレには行かなかったから、汗と考えていいと思う。
大五郎の一番デカいペットボトル2本と普通のペットボトル1本。
我ながらドン引きしますね。
これまで使っていた必要水分量の計算式では歯が立たなかったわけです。
もっとも、一日の累積標高1500m以上とか行動時間8時間超えとかのハードな山行をされる方々には、1日に3〜4L飲むことは珍しくないんでしょう。
そういった健脚な方たちの世界にちょっと片足つっこめたんだと思えば、自分を褒めたい気持ち。
実際、体力的にかなり背伸びしたチャレンジではありましたし。
これから山もますます暑くなっていくのでしょうから、しっかり対策をして、事故のないよう楽しんでいけたらいいなと思います。
でも暑すぎるのは懲りたかな…。
飯豊は森林限界を越えて残雪も多く見た目には涼しそうな景色ですが、標高は2000mなので
意外と気温が高いですよね。
特に今年は東北でも猛暑で、下手をすると関東より福島の方が最高気温が高かったり。これでは
山でもいつもより暑くなってしまいますね。
私は長野住まいなので夏は北アルプスしか行きませんが、3000mでも暑いです。当然ながら森林限界を
越えていますので、建物が無いと日影が無く、休憩も日に焼かれながらになってしまいます。
近年の真夏の北ア3000mの最低気温は10℃を割ることがほとんど無くなり、風が弱ければ防寒装備が
不要なくらいです(持って行っても使うことはまずありません)。昔はジャンパーを持って行ったものですが。
近年はあまりに暑すぎるため、北ア登山でも今は夜間登山で山頂到着は日の出の時刻とし、
午前10時くらいには下山するようにしています。これも北アの整備された登山道あっての話ですが。
私の場合、夜間登山だと北アルプス日帰りでも水の消費量は200〜300ccです。私の場合、一番長いのが
鹿島槍日帰りですが(累積標高差約2100m、行動時間約10時間)、持って行った水は600ccでした。
登りの時間帯が全て日の出前で日差し無しなので、日中に登るよりは格段に発汗は少なくて済みます。
昔は普通に日中に登っていて、水は2リットルくらい担いいました。でも今は気温が上がっているので
やはり3リットルくらいは必要そうな気がします。
こんばんわ。
森林限界を超えるとほんと日差しが厳しくてつらいですよね。
北ア、学生の頃は7月なら薄手のセーター(薄手のダウンやフリースがなかった時代)持って行きましたが、今はそんなに寒くならないんですね。
飯豊山でも、暑さを避けて暗いうちに弾丸登山する人が増えているようで、御沢駐車場の夜間入退場規制はそういった意味(危険防止)もあるようです。試験的な運用のようですが。
飯豊を弾丸するような人ならそんなに心配いらないような気もしますが、登山者増加などで地元の関係者の間では危機意識があるのでしょう。
日帰りで300ccは少ないですね。私は冬場の低山ハイキングがそのくらいです。
水、重たいんですけどね・・・暑さに弱いこともあり、多めに持ってしまいます。
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