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日記

カテゴリー「本」の日記リスト 全体に公開

2024年 03月 23日 21:50レビュー(書籍)

「垂直の記憶―岩と雪の7章」山野井泰史

読了。 ヒマラヤで8,000m級の山々に挑んだ7つの記録です。 この人は登山家だけども、文章がうまいと思いました。 読みやすいけれど感情的になりすぎず、できるだけ正確に状況を書こうとしている。それでいて本人にしか書き得ないだろう細部の描写がしっかりと書き込まれていて。臨場感にあふれ、読みながら
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2024年 02月 07日 17:58レビュー(書籍)

山は輝いていた  登る表現者たち十三人の断章

神永幹雄編 新潮文庫 2023/8 全十三篇のアンソロジー。どれも珠玉の一篇で心に残りました。読んだことのあるものも再読したくなるし、未読のものは入手したくなります。 高尾山のフクジュソウに始まり、徐々に難度があがっていき、最後はヒマラヤのギャチュン・カンからの壮絶な生還の記録。 構成
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2023年 12月 06日 00:45レビュー(書籍)

「これで死ぬ」読了

「これで死ぬ アウトドアに行く前に知っておきたい危険の事例集」羽根田 治 山と渓谷社 イラストと事例で見開きの構成。項目は多いけれどすぐに読了。 山での危険で怖かったのは、やっぱり「落石で死ぬ」と「雷に打たれて死ぬ」。 私は雪山はほとんどやらないのですが、「クレバスに落ちて死ぬ」は閉所恐怖
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2022年 07月 08日 01:33レビュー(書籍)

グランマ・ゲイトウッドのロングトレイル

世界で一番長いトレッキングコース、北米アパラチアン・トレイル。 3300キロに及ぶトレイルを、たったひとりで踏破した最初の女性は、67歳のおばあちゃんだった。 特別なトレーニングもツールもなしに、スニーカーで、自分で縫った袋を肩に担いで、誰にも知らさずに。 彼女のそれまでの過酷な半生のエピソードを挟
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2018年 11月 10日 13:01レビュー(書籍)

山岳遭難の構図 ーすべての事故には理由があるー

トムラウシ山遭難に続けて、もう1冊読んだ本。 事故関係者への調査が最もリアルなデータを得る方法なのだろうが、当事者の方の感情やプライバシー保護の絡みからも難しいことは想像に難くない。 そこで、この本は事故データを解析して様々な要素とその関連性から、事故の原因を見つけていく。 ニュースで
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2018年 10月 29日 18:52レビュー(書籍)

トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか ー低体温症と事故の教訓ー

好天の日曜日に読んだ本。 当時、自分も報道を見て「ガイドがついていながら何故」と思っていた。 詳細な取材と検証によって”何が起きたのか”が浮かび上がる。 インタビューをもとにした前半のドキュメンタリーは、ささいな選択の積み重ねで徐々に追い詰められていく様が恐ろしかった。 極限状態で各
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