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3300キロに及ぶトレイルを、たったひとりで踏破した最初の女性は、67歳のおばあちゃんだった。
特別なトレーニングもツールもなしに、スニーカーで、自分で縫った袋を肩に担いで、誰にも知らさずに。
彼女のそれまでの過酷な半生のエピソードを挟みながら、困難な旅は進む。
やがてこの挑戦はマスコミに知られることとなり、報道によって米国中の人々が見守る中、ついに最後のピークに立つ。
有名なおばあちゃんの話だそうですが、この本に出会うまで知りませんでした。
私は彼女のように凄惨な暴力を受けたこともなければ、彼女のように自分で何でも出来る技術があるわけでも、さほど頑健な体でもないけれど、なんとなく、同じだと感じました。
グランマ・ゲイトウッドがトレイルを歩く理由は、たぶん私とそんなに違わない。
泣きたくなるような共感を抱きながら、彼女の旅を読み進めました。
"私たちが森に行くのは
不自由な思いをするためではない。自由になるためだ。
家で十分に不自由な思いをしているのだから。"
ーーージョージ・ワシントン・シアーズ(1880年代のスポーツライター)
"個になるために人里を離れ、
選ばれた仲間を求めようと制限し、
自由な時をすごすためにさまよい、
黙考するために独りになる、
トレイルはただ北と南に延びているだけではなく、
上方へ、人間の身体、精神、そして魂へと向かっているのだ。"
ーーーハロルド・アレン
"Because I wanted to."
ーーーエマ・ゲイトウッド
https://www.yamakei.co.jp/products/2821172060.html
憧れの「ロングトレイル」と言っても、響きだけですけど
残念ながら大自然のロングトレイルを歩いたことはないけど、
若い頃のバックパッカーのような欧州旅を思い出します。
定年退職したら、もう一回ぐらい長い旅に出てみたいな〜と思っていたけど、
現実問題、ちょっと無理かな
67歳の”おばーちゃん”(もうそう言う歳よね)が気になるけど、
勇気がもらえそうな気がします。
ちょっと、本屋に行ってみようっと
そう、半世紀以上前の67歳は、おばーちゃんなんですよ。
実際お孫さんが23人、ひ孫さんもいたそうなので。67歳でひ孫!
でも勇気はもらいました。
おばあちゃんでも、お金がなくとも、山を登り続けたエマさんは、本当に勇敢な女性だったと思います。
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