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なぜ気になるかというと、これがジョージ・マロリーの生涯を描いた小説で、彼がアーヴィンとともに行方不明になった1924年のエベレスト遠征がクライマックスに据えられているらしいから。原書は昨年の3月に出たようだが、知らなかった。
ジェフリー・アーチャーなんてスキャンダルまみれの保守党の政治家兼ベストセラー作家というイメージで、全く興味がないというか良い印象はなかったが、この本について言えば、マロリー若かりし頃のエピソードや20年代のエベレスト遠征の細部も詳しく描写されているようなので、ぜひ読んでみたい。原書ならすぐにでも買えるが、私の英語力では翻訳の出版を待った方がいいだろう。
さて、この小説のラストには、あっと驚くサプライズが用意されているという。エベレストに登頂していたのか?が議論になり、10年ほど前に遺体が発見されたもののカメラは見つからなかったのが記憶に新しいマロリーだけに、“サプライズ”もそのあたりにかかわるものだろうと容易に想像がつくが…(マロリーのカメラと言えば、夢枕獏「神々の山嶺」を思い出すが、こちらではあくまでも脇筋で、主人公は森田勝だった。この小説にはちょっと違和感があって上巻だけで挫折し、後で漫画を全巻読んだだけだが)。
ところでPaths of Glory=栄光の道というタイトルは、スタンリー・キューブリックが第一次大戦の塹壕戦を描いた映画「突撃」の原題と同じ。
興味があるので読んでみよう。
ivyさん、どうも
昨日の読売新聞朝刊の新潮文庫の半5段広告を見たら載っていました。
邦訳タイトルは「遥かなる未踏峰」。何か平凡といえば平凡、陳腐といえば陳腐、無難といえば無難。
上下2巻で700円・620円。好評発売中となっております。
Amazon等や札幌の書店の店頭にも並んでいます。
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