まず、私は一度もラグビーをしたことがないし、
大したラグビー・ファンではないことをあらかじめお断りしておきます。
さて、ラグビーのワールドカップは、いよいよ準決勝が終わって、あとは3位決定戦と決勝を残すのみとなった...。勝ち残った国・チームや各試合に対する疑義はあれこれはあるものの...やはりと言うべきか、世界のラグビーは圧倒的に面白い。10年前ぐらいに比べても全然進化している気がする。ラグビーは審判の役割が大きくて、ある意味、審判の善し悪しで試合が面白くもつまらなくもなるのだが、なるべく試合を中断させないようにして面白くさせているようだ。
また、従来フォワードだけ(ということもなかったのだろうか)だったようなチームも、それだけでは勝負できず、どこもバックスを含めて戦術的に洗練されてきている気がする。ボールのハンドリングなどをとっても以前よりミスが少ないような気がするが、これは私が大したウォッチャーではないからかも。
それに引き替え、というか、そんな中で、日本のラグビーは...勝負を優先して外国人を多用したのに、結局1勝もできず...。しかし、所詮日本のラグビーになんか期待していなかったから。
それよりも気になるのが、報道・マスコミ、そして一般の盛り上がりの少なさ。我が家で取っている読売新聞をはじめとしたマスコミの扱いは、以前のワールドカップに比べてもかなり小さい気がする。日本が予選リーグに残っていたうちはまだしも、それ以後は、決勝に近づくに従い、どんどん扱いが小さくなるばかり。NHKニュースにもほとんど登場せず、テレビ放送はCS(J SPORTS)のみ。
日本チームがダメだから、と言ってしまえばそれまでだが、やっている国が圧倒的に少ないラグビーとはいえ、日本が大躍進するのは、フィジカル的に言ってもサッカー以上に難しいのは、あらかじめわかっていたはず。
日本でのラグビー人気は以前から、1に大学(関東対抗戦、関東リーグ戦、関西)、2に、今は何と呼んでいるのか忘れたが、東芝とか神戸製鋼とかの実業団?社会人リーグ?。で、海外の国のリーグはもちろん、サッカーで言えばヨーロッパ選手権や南米選手権に当たるような(毎年やってはいるが)北半球の6ネイション(6ヵ国対抗)や南半球のトライネイション(3ヵ国対抗)も、それらに比べれば全然低人気。
これは昔からのことで、私もこういった試合を観ている訳ではないので、文句を言う筋合いではないのだが、やはり、プロを観ずに高校野球だけ観ているようなもので健全ではない。何しろプレーのレベルが全然違うのだから。
まあ、別に大して面白くないのだし、そんなに盛り上がらなくてもいいだろう、見たい人が見れば、という考えもあるだろうが、心配なのは、次々回(8年後)のワールドカップの日本開催が決まっているからだ。
それまでには、広告代理店を使って、どこからか金を持ってきて、何とか多少は盛り上がったように見せるのだろうが、そんな偽りのフィーバーでいいのか(まあ、そう青臭いこと言うなよ)?サッカーとはかなり違ったことになりそう。日本協会も本当はやりたくない、というような話も前に聞いた気が...。すべては金次第なのだろうが...
私がこんなことを言うのも、2007年に札幌で開催されたノルディックスキー世界選手権の惨憺たる有様を観たから。
私が行ったのは、大倉山でのラージヒルだけだったが、国内のジャンプ大会として考えたら、かなり盛り上がっていた部類に入るだろ言うが、あれは、もうすこしどうにかならなかったのか? 札幌や長野のオリンピックとまではいかなくても。テレビでヨーロッパのジャンプ・ワールドカップを観ると、いつも大入りの観客がいる。
あれじゃ、距離や時差を別にしても、ヨーロッパの選手は日本まで来たくはならないだろう。それなら、全部ヨーロッパやアメリカでやっていればいいじゃないか、と言ってしまえば、それまでなのだろうが...。日本も非欧米のスキー大国(スケートじゃ韓国の方が上?)として、スキー連盟にも頑張ってもらわないと。
と、ラグビーの話を話を外れてしまいましたが、ラグビーも同じような話です。
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