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「新型コロナによる行動制限が解除され、2023年は前年に引き続き夏山の登山客が増加。山の遭難・事故も増えている。」というのには、登山口で正確に計測しているのは「尾瀬」のみであり「なにをもって登山客が増加したというのか?どこにも根拠はなく不思議だ」教えてもらいたい。
「登山人口は1000万人から440万人に激減している、登山人口が減っているのに事故が増えているのが問題で、もっと正確に分析する必要がある」観光庁の資料では国内観光は2023年現在、昨年対比80%の売り上げ推移であり登山だけが突出して増えたとは考えにくい。
コロナについてはあろうがなかろうが「5類の錦の御旗」が立った今年と昨年とあまり変わらないし、連続した台風の波のせいか水難事故は少し減ったとのことだから「山岳の過去最高はコロナでなくなったからとするのには無理がある」
それは2020年〜2021年の行動制限のあった年と比較しても倍増しているわけでもなく「あまりもう昨年から気にされていない」昨年は25軒も解除の割に山小屋感染がでていたが遭難件数があまり変わらないのは総登山者も目立って変わらないのではないか。
「8月は台風の影響で少し減った」というなら「7月は54件で非常に多かったのは7月の好天続きが1番大きな原因の一つ」かもしれない。
「2023年の7月から8月の夏山シーズンに長野県内の山岳で発生した遭難は101件・101人だった。年齢別では60歳以上が半分の52人を占めている。」→「年齢別では60歳以下が半分になり世代交代が進んでいる」が報道ではないのか?
→長年「高齢者遭難ばかりが目立ち、大変だといい「昔の体力過去のもの」という標語ができたり「身の丈登山」という言葉が高齢者のためにできたが、コロナになって3年前からは「世代交代」していて、いまや長野県の週報でも、今年は9/18付けで60歳以上が約60%、60歳以上が40%になっている。
https://www.pref.nagano.lg.jp/police/sangaku/shuho.html
最近のこうした「いまだに、爺・婆がほとんどという印象付けをしたがる報道姿勢には意味が分からず不思議だ」山菜・キノコ高齢者と作業者ほかの合わせて10数%の遭難者の数を引くと登山者だけの年齢別構成はもっとはっきり、世代交代となっている。こういう「お門違いの分析が減らない原因だと思う」
酷い報道では年齢構成の区切りを団塊と第二団塊と親子どんぶりにして「50歳以上は」とか「40歳以上の」とか中年まで高年と同じにする報道があり、非常に幼稚だ、呆れてものがいえない。
「通報しやすくなったスマホの普及」「登山者の登山力のレベル低下」「コロナ後の体力低下」「気象庁発信の異常気象とするほどの暑い夏」「7月からの好天続き」など具体的要因を問題にするのは簡単だし、分かりやすいし考えやすいが誰でも登山をしていれば思いつくことだ。
が本当の原因は他にある「下衆がずっと考えているのは」簡単に平たく言うと解説しないが昔と違い「山に入ってはいけない登山者が増えている」ということだ。
NETやSNSの問題もあるかもしれないが、「災害は災害心理学が確立された」「交通事故は交通心理学が確立された」「労働災害は労災心理学が確立された」が山岳事故はひとつの趣味以上のものではなく社会全体に与える「社会的影響」は微々たるもので、改善したからといって「社会的利益をもたらすものではない」ところがあるのだろう。まったく「山の安全心理学」というものは分野がない、研究もされていない。
せめて先発の三分野の研究成果を応用したいが「提唱者」もいないし自治体も無関心だし関係者も一人もいない、関係者に人材がいない。
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