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いまや「いつでも、だれでも、どこでも、登れるようになった」登山道を整備すればするほど誰でも登れるようになる。
「スマホの地形図すら読めない」「レスキュー隊にスマホの北緯・東経の現在位置座標がいえない」「天気予報は詳しく、ご丁寧に山域別にピンポイントで教えてくれる、なんとなく見てはいるが、読む力はない、考えていない」
「天候急変や悪天候など、自然に対する恐怖感や畏怖はなく、山勘も働かない」「天候が良くなる傾向の時と変わらずの時、悪くなる時の違いがわからない」マスメディアに煽られて「自分もいけると勘違いする」。
「総じて、山を舐めている」「山は謙虚さを学ぶ学校である」といわれるが、この境地になるまでは相当な経験がいるが「10年となると、いっぱしの登山家気取りだ」
救助する側も大きく変わった、昔は遭難すれば現地に「対策本部が設置されて、家族や関係者が詰めかけて警察・消防に捜索を懇願し懸命の捜索を継続した、昼夜を問わず命を投げうって危険な捜索活動をしてくれた」がいまや「家族も現地にはいかない、関係者が捜索することは稀でありお金持だけが民間捜索隊にお願いする」「2次遭難防止のため救助隊には無理をお願いしてはならないし、大切な命を守らなければならない」
団塊世代から第二団塊世代に山の遭難は世代交代して「登山人口は激減しているのに遭難件数は増えている」2025年問題で団塊世代が75歳以上になり、全員引退してからはやっと減り始めるが、2023-2024のコロナ後の2年間は最高の山岳遭難件数を更新するだろう。
コロナが収束して「登山するひとが増えて」とする記事がおおいが、全国どこにも登山口で登山者数を計測している事実はなく統計もない。ただの担当者の憶測と個人的印象に過ぎず、全国で唯一計測している「尾瀬は往時の登山者の半減だ」こうした「山の情報のリテラシーも問われるものが目立つ」。要は真実ではないということだ。
問題は根深い、命の大切さは変わらないが「災害心理学」「交通心理学」「労災心理学」と社会的に影響が大きく防止すれば全体の利益も生まれる分野は研究されるが、幅広い趣味のなかの「一分野でしかない登山」などは防止したからといって自治体経費の節約程度でさして大きな利益はないので誰も研究しない。
「正常性バイアス」「ヒヤリハット」など心理学用語は一部引用されるが、「災害心理学」「交通心理学」「労災心理学」の事例を登山にも応用して防止すべきであり鍵は「安全心理学」「行動心理学」にあるが誰も注目もしないし研究もしないので駄目だ。
中高年になってから山に登り始めた方々の中には自分の技術も体力も知識も足りないことを認識せず身の丈に合わない山に登りたがる。
そして戻る勇気も無く諦める決断もできない。
山の楽しさより怖さを先に認識して欲しいですね。
究極かも知れませんが、私らの趣味は自然を相手に命のやり取りをしてますもんね。まあ勘が働くには、かなりの経験(しかも危ない経験)をしないと無理ですよね。
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