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2023年11月28日 07:54山岳事故全体に公開

11/27付 長野県内の山岳遭難発生状況(週報)について思うこと。

https://www.pref.nagano.lg.jp/police/sangaku/shuho.html

長野県だけだが11/26までの2023年の山岳事故統計はとうとう「死亡・行方不明」は対前年マイナス1名になった。あれだけ過去最高だ、夏場は増えたと騒いで毎日報道されていたのにだ。

増えた原因は、ほとんどの報道や関係者のコメントでは、コロナが収束して「登山者が増えた」というが、どこにもそんな統計も計測も事実もなく「個人の印象」だけで報道、コメントした虚構だ。
そんなに増えているなら秋口から初冬にかけてどんどん増え続けないといけないが、あまり発生せず、総件数と遭難者数も前年比8%増、前後にまで落ち着いてきた。

7-9月と絶好の晴天、猛暑が続いた2023年度の晴天率が高かった「天候の誤差」、羽根田治氏コラムにあるように遭難件数と遭難者が増えたのではなく、昔は自力下山できた「体調不良や手や腕の怪我でも救助要請をしてしまう傾向」と「ヘリをタクシー代わりにしている傾向」があるという。これを「遭難救助」とは呼べず「下山介助」というらしい。

スマホの電波の圏外が少なくなり「スマホの普及とともに、通報しやすくなった環境」もあるので「遭難が増えたのではなく、通報件数が増えている」という分析も一部にある。

山岳遭難の増減の話はこうした「軽微な不調、ともすると、自力下山が可能だったケース」で語るのではなくて「やはり、重大な遭難、死亡・行方不明者数」で判定すべきだろう。遭難が増えたのではなくて「通報件数が増えた」とする分析もあるが、これに近いだろう。

どうしても警察・消防は「件数と遭難者が増えると予算や人員不足の中で出動回数だけが増えて大変なので、遭難が増えて大変だとしないといけないし、事実だが、一般の関係者はもっともらしく、そういう分析をしてはいけない。

長野県では事業仕分けの対象に山岳遭難救助活動費が県予算で削減されたりしていて「本気で県外者の遭難に税金を投入することの是非が問われているらしい」現場の悲鳴が聞こえてくるような事態だ、長野県の観光振興はプラスだがそういうトータルな考え方はない。

もう、遭難件数が11/26現在で前年比10%を切ると「通報件数増加」「天候の誤差」の範囲というのが正答だろう。昨年も増えていての増加だが「全国的に死亡・行方不明の重大遭難はコロナ前の5年間のほうがはるかにたくさん発生している」報道が騒ぐほどの過去最高とは程遠い。

「早期の通報やSNS通報」「地図アプリ」のおかげで死亡・行方不明が減ったこともあるじゃないかというかも知れないが「地図アプリ」の普及でGPS遭難や「道迷いは逆にリスク補償心理で増えている」し、昔は「命を賭して昼夜を問わない救助隊の渾身の救助活動がされたが、近年は二次遭難防止が最優先で午後からは対策を練るのみであったり、日暮れ打ち切りがほとんどなので、死者・行方不明者の数の増減は昔と現在もトータルで相殺となり、状況はかわらないだろう。

円安で海外旅行は崩壊だが、国内旅行も2019年比80%しか回復していないので「登山だけが増えているということはあり得ないだろう」昨日も秋田の温泉施設2つが運営を止めざるを得ないというニュースがあった。地方のアウトドア・旅行の温泉地は疲弊している。

今年の熊の出没は限界集落だらけで増えていくスピードが激しく「熊と町の境界が失われていること」が1番だろう、NHKの本で「中流の崩壊」という本もでて、登山にも旅行にも年に1回も行けない中流層が増えているという。

こんな世情なのに「登山が増えたとする、データがないのに」そんな分析をする関係者にはほとほと呆れてものが言えない、真剣に勉強して欲しい。「登山ブーム」とか「登山者が増えて」と発信する関係者は一次情報を確認しない「似非」だ「一事が万事で信用するに当たらないと思った方がいいだろう」騙されてはいけない。

「それがどうしたのですか?あなたとは関係ないことでしょう?」といわれれば『そうだ」なんの関係もない、いっても虚しいだけだ。

つれづれなるままに、日暮らし、硯(すずり)に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

兼好法師の心境になる。
孤独にあるのにまかせて、一日中、PCと向かい合って、心に浮かんでは消える他愛のない事柄を、とりとめもなくキーボードを叩いてみると、妙におかしな気分になってくる。ということだ。こうして「時は流れていく、問題は解決しなままだ」
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