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大変な世の中になったものだと実感しているが「登山アプリ会社」でさえ呑気なものだし、このことには触れない「見て見ぬ振りだ」。
登山業界はこういう社会問題に触れて業界の行く末について発信する関係者はいない。「わかっていて知らんぷりなのか、わからないのか?わかりたくないのか?長年、不思議に思っている」。
「山に行きたい奴、経済的に行ける奴、問題ない奴だけで行けばいい、山に来れない余裕のない奴なんか登る資格はねぇ」ということだ。
しかし、盲点は総量が減れば「公共交通の廃線・減便」「山小屋の統合・廃止」「登山道の廃道、整備の問題」「登山用品店の益々の閉店・統合はすすむ」「首都圏・東海は元気でも地方の百名山周辺は廃れる」「山岳団体の閉会で知識・技術の継承がなくなり、営利目的のツアーも崩壊してNET仲間だけになる?」「登山アプリ利用者も激減していくだろう」
したがって社会的問題と登山参加の総量の問題は大きいが「関係ない」というスタンスで、いまだに「登山ブーム」だとか「コロナ後に登山者が増えて」とかどこにも、正式な計測も統計もないのに「高尾山に賑わいが戻れば、増えている」とする無能な関係者がいる。
15年前に1000万人いた登山者は減り続けて、現在440万人だ、来年2024年は散々馬鹿にしてきた高齢の団塊世代の激減は続き400万人を切るだろう。業界あげての底辺の底上げをせず「俺が俺がと儲けばかり考えた」からだ。
「団塊世代以上の膨大な莫大な底知れない財布が消える」地方は登山用品店がなくなっている。近くてもバス、電車で1-2時間乗ってようやくで1日買い物になる。下手をすればバスの廃線も続いて自宅から街には車しかない。面倒くさいから登山も近場で済ます登山者がふえるだろう。
山小屋や業者も「値上げしたまま、知らんふりを決めこんでいると」総崩れになるだろう、理由の理屈ではなく現実だ、数少ない「値上げに踏み切っていない小屋や値下げした小屋の経営者は立派だ」
コロナや材料費の高騰で閉鎖した山小屋などは聞いたことがないが、宿泊業、温泉施設は膨大な数の倒産が発生した。閉鎖になっても大正・昭和に戻るだけだ。富士山問題も山小屋がらみで根が深い。
山岳業界を牽引している「インフルエンサー」が、たぶん景気の悪い関西など地方在住者ではなく景気の良い方の「首都圏」「東海」在住者なので現状把握の感覚が政治と同じく相当ずれているのではないかと、個人的には思っている。
ちなみに何十年経っても首都圏は「人出不足とは無縁の街」らしいからそうなんだろうからこの傾向はますます進むだろう「現状の把握ができないのである」。
最近特に山の情報・ニュースに対しての内容のコメントはおいといて、ヤフコメの反応が地方版はほとんどなく、八ケ岳などの人気の首都圏寄りの山は凄い数で、偏りはあるし、山のブログの反応も激減していていたが、この記事は500件を数えて、増えているし内容も実体験の一次情報でただの文句ではなく、濃いいのに驚いた。
このサイトの「登山参加者」は余裕があり、興味のない話だ「山に行ける」というのはそれだけ幸せな事で、周囲や家族のお陰だろう、余計に遭難とか起こしてはいけないが「知ったこっちゃない」という世の中だ。
「知ったこっちゃないが、影響は大きくでてくる、その時はもう手遅れだ、一部の金持ちだけでは登山環境を回復させる力はない」世の中全体で底上げしないと自然環境も守れない。廃道が増えて災害があり復旧せずばルートはなくなるし、通行止めが増えて「金があっても通行はできません」。
道は人がたくさん通ってできるもの、金持ちがひとりで通っても道にはなりません。
私が知るだけでも雲取山、国師岳、瑞牆山、平が岳、皇海山。
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