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またまた「命に別状はなし」だ、この発信は「なんだ、冬山で遭難して二日目でもたいしたことない」とか「アルプスで滑落してもたいしたことはない」というイメージの誤解を生んでいるかもしれない。思慮深い登山者はそんな馬鹿なことは思わないが、短慮な登山者はそう思うだろう。「すぐによかったですね」とコメントするが悲惨かも知れない。「命があるだけで幸せですよ」なんかは無責任な他人事でとても言えない。それは生活が元のように出来る可能性があってこそだ。
「本当は手の指を3本、足の指も凍傷で4本、切断したが命に別状はない」「滑落して腰椎骨折と脊椎骨折で命に別状ないものの、寝たきりの可能性が高い」とかの症状診断や後遺症発症なのかは、後日なので発信はそうなるのだろう、だから命に別状はなしは「報道用語」だ。
本当は「とりあえずは生きています」という表現が正しいのだろう。診断はまだですが「生存の確認だけはとれています」のほうが臨場感はある。適切な医療用語があるのかも知れない。
一般的には「「命に別状はない」の意味 は、事故などによる怪我、または病気などにおいて、死ぬことはないものという意味です。 速報的に安否を伝える目的で使われる意味合いが強く、後遺症などに関して伝える意味合いはありません。 意識不明であれば重体であるケースが大半ですが、意識不明なものの命に別状はないというケースがゼロとまでは言えません。」という解釈だ。
したがって、心肺停止と死亡以外は「命に別状なし」という表現なのかも知れない。
心肺停止は呼吸や心臓の鼓動が確認できず、かつ医者が死亡を確認していない状態を指します。 完全に死亡していて蘇生の見込みがなくても、医者が死亡を確認するまでは死亡ではなく心肺停止と表現されます。
死亡は人の死を医者が確認した状態です。呼吸・心拍・頸動脈の拍動の停止、対光反射の消失などを確認した後、死亡が診断されます。
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