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写真��砂原公民館入り口のモチップ船展示
森町には発掘調査事務所展示室のほか、森町郷土資料室と（砂原＝さわら）森町郷土館がある。郷土資料室は昨年9月に訪問し、「鷲ノ木遺跡」や先住者アイヌに関する展示などが、開拓民の歴史とともに展示されていたが、合併前の砂原（さわら）町にある森町郷土館は初めて。まず砂原公民館に立ち寄り、郷土館のカギを開けるようお願いした。公民館には閉鎖された対岸青森県のフェリー乗り場付近の施設から譲渡されたアイヌの漁船モチップが展示されていた。
森町郷土資料室では鷲ノ木遺跡やアイヌ関連展示があったが、砂原ではアイヌの痕跡はなかったらしく、展示はない。その一方砂原地区に初めて人が住み始めたのは450年前ころで、本州から人が移住者が来たと説明されている。その一方、縄文時代の二ツ山遺跡では石器や土器が出土し、縄文人（および続縄文人）の活動は確認されているようだ。砂原町は駒ケ岳などの火山の溶岩や火山灰に覆われ、水による浸食跡は海岸線でしか確認されないという。同じ森町の中でもその地形、地質や歴史には違いがあるようだ。
