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久々の長旅、初めての北東北ということで備忘録的なものを残しておく。
小岩井農場(移動日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6862510.html
鞍掛山~岩手山
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6864876.html
姫神山(と琥珀博物館、龍泉洞)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6865962.html
物見山(と中尊寺)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6867659.html
南昌山と胡四王山(宮沢賢治記念館)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6875760.html
盛岡市街(移動日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6882227.html
雄大な自然や風景に圧倒され、岩手山では強風に曝され、夏前なのに意外と冷え込んだり。
賢治が夢見たイーハトーブはただ理想郷なだけではなくて困難や苦悩もある土地なのだと実感できたいい旅でした😊
特に連想した作品は『グスコーブドリの伝記』と『風の又三郎』かな。
1-1.移動手段
車の場合、移動距離1300km。遠い😨
今回新幹線を利用。往復券で57000円ちょい。乗り継ぎ込みで6時間強の旅。
新幹線チケットのネット予約は今回できず。JR西日本の「e5489」は那須以遠の予約に対応していないためみどりの窓口で購入しなければならない。出発日にあの行列に並ぶリスクは冒せないので事前に広島駅に出向き購入😡
盛岡で軽自動車調達。5泊で27000円ほど。岩手県内あちこち移動して総走行距離は900km超。ガソリン代は6000円ほど。
なお飛行機という選択肢はない。広島→花巻便はないので新幹線より遅い到着なのに高い。
1-2.新幹線の乗り継ぎ
恥ずかしながら未経験だとどうするのかさっぱりわからないので予習してから臨んだ。
「広島→盛岡」乗車券(A)、「広島→東京」(B)「東京→盛岡」(C)特急券の3枚。広島駅で(A)(B)を改札に通す((C)も通しても大丈夫)。東京駅の「新幹線乗り換え改札」で(A)(B)(C)を通すと(A)(C)が戻ってくる。車を借りるため盛岡駅で在来線乗り換え改札で(A)(C)を通すと(A)だけ戻って来る。乗り継ぎで東北本線を利用したが、降車先が無人駅で乗り越し精算機もないため、仕方なく券と現金を箱に入れた。
東北本線、意外と便が少ないので公共交通機関メインの方はご注意。岩手県は車社会。
なお帰りの呉線広島駅→矢野駅は「広島市内」なので運賃不要(余談だが、向洋と海田市は広島市でないが広島市内扱い)。
誤って「出口改札」「在来線乗り継ぎ改札」などに出ないようにしたい。
往路の乗り継ぎは30分弱あり余裕かと思われたが、人の波が結構すごくて移動に手間取り水分と行動食のゲットに失敗。ひもじく乗る羽目になった。
復路の乗り継ぎは鬼の8分。「はやぶさ」5号車あたりに乗り継ぎ改札への階段が来ることを予習し、上野駅の前から扉前確保して大荷物に耐え小走りで向かったが4分かかった。当然盛岡駅で水分と間食は確保済み。
みどりの窓口で散々大丈夫か?と聞かれたのもうなずける。ちなみに乗り遅れた場合、ダイヤに1分でも乱れがあったなら何らかの形で保障されるそう。新幹線の自信がうかがえる。
1-3.車中泊と車の移動
若いころは軽自動車ごろ寝でも平気だったが、いつの間にかさび付いてて終盤は疲れが取れず、花巻博物館ではビデオを見ながらうたた寝する始末🥱
年相応に工夫しないといけませんな。テントや寝袋用意するとか。
あと、5月末でも岩手は寒い。夜間10度を下回る日もあったので、寝袋は必要だった。
車中泊地のうち、姫神山登山口の一本杉園地、南昌山登山口駐車場は携帯電波がギリギリ(au)。
道の駅など多いので車中泊地にはそれほど困らない感じ。花巻温泉街には車中泊用駐車場有(有料)。いいお湯につかってちょっとリッチに過ごすのもありかも?
岩手県は信号や渋滞も少なく走りやすい印象。走行する車もあまり遅すぎるものはなく、流れに乗りやすい。
北上川沿いの南北移動は直線的で道もいいが、北上山地を越えて沿岸部に行くとなると田舎道で厄介。
2-1.宮沢賢治の聖地巡り(山編)
宮沢賢治は山岳小説家ばりに(岩手県の)山に登って作品を残しているので登山と聖地巡りが両立できる。特に聖地度が高い山は以下の通り。
岩手山、鞍掛山、物見山(種山ヶ原)、七つ森、早池峰山、南昌山。
今回は早池峰山と七つ森に登る機会を得なかった。
その他「経埋ムベキ山」(法華経を納経してほしい山)として上記の山を含む32座あげているがどの山か特定できないものもある。
またナメトコ山も有志により概ね特定されて地形図にも記載されたが、ヤブ山とのこと。
2-2.宮沢賢治の聖地巡り(施設編)
今回は多くを訪れることはできなかった。
2-2-1.花巻
宮沢賢治記念館。膨大な原稿写真とともに彼の作品世界と生涯に触れることができる。
隣接する童話館は彼の童話世界の現実化を目指した施設。
雨ニモマケズ詩碑。彼が晩年を過ごした羅須地人協会跡地に。「下ノ畑」も見下ろせる。隣接する桜地人館は賢治と高村光太郎の交流について触れられている。駐車場は詩碑の西約300m、花巻同心屋敷前。
花巻温泉バラ園には賢治が設計した花壇がある。今回は温泉には立ち寄ったものの、夕刻で訪問できず。
2-2-2.盛岡
もりおか啄木・賢治青春館。盛岡時代の石川啄木、宮沢賢治の活動に焦点。
2-2-3.学校、職場関連
盛岡高等農林学校(岩手大学)、花巻農業高等学校(ぎんどろ公園)、旧東北砕石工場(石と賢治のミュージアム)
2-2-4.その他
詩碑は岩手県中各所にある。
雫石町の小岩井農場には何度も足を運び多くの作品を残している。農場内資料館でも大きく扱われている。
久慈市の琥珀博物館内に賢治コーナーなど思わぬところで出会うこともあった。
2-3.イーハトーブの風景地
国の名勝地として7か所認定。
鞍掛山、七つ森、狼森、釜淵の滝、五輪峠、種山ヶ原、イギリス海岸
今回3ヶ所訪問したが、鞍掛山はガスで岩手山を見上げること叶わず。
狼森は小岩井農場敷地内なので農場主催のトレッキングイベントでしか登れないが、施設や車道から眺めることはできた。イギリス海岸は現在北上川の水位があげられているため、賢治の愛した泥岩層を見ることはできないので今回パス。
2-4.その他気づき
意外にも龍泉洞や八幡平、秋田駒、焼石岳には足跡を見ることはできない。洞窟探検は黎明期だし、高層湿原は遊歩道未開拓だったのかもしれない。
3-1.観光
せっかくの岩手県なのでメジャーな観光地には足を運んだが釜石までは及ばず。
龍泉洞は三大鍾乳洞の一角。吸い込まれそうな地底湖が魅力だが、カメラなど落とさないようにしたい。盛岡から80km。地図で見るより遠い。
中尊寺は坂の上駐車場もあるが、やはり月見坂の堂宇巡りで楽しみたい。賢治詩碑あり。毛越寺との周回トレッキングコースもあるので、駐車場が中尊寺より100円安い毛越寺に停めて歩くのもアリ😎
久慈の琥珀博物館は偶然立ち寄ったが、なかなか良施設。
盛岡市街の赤れんが館は今回外から見ただけだが、入館可能。明治のリッチな洋館を楽しめる。
3-2.盛岡三大麺
わんこそばは今回食べる時間無し。ノーマルそばのみ。制限無し本格派だけでなく、20杯までなど区切りありのリーズナブルなお店もある。賢治も足繁く通った花巻のやぶ屋に寄りたかったのだが、定休日前日は15時までとかあんまりです😭
盛岡冷麺は焼肉とセットで食べるのが通なのだが、今回は麺のみ。冷麺といったらココの盛岡駅前のぴょんぴょん舎にて堪能。かなりコシが強い麺だった。想像よりもあっさりしてて確かに焼肉に合いそう。
じゃじゃ麺はうどんのような麺に肉味噌を載せたのを混ぜ混ぜして食べる。調味料をお好みで足してゆくスタイル。最後に玉子スープにして完食。前述の二つの麺と違い、盛岡市外ではほとんど見かけないのとランチタイム営業のみの店が多いので食べるのに苦労した。
3-3.岩手土産
岩手のおみやげといえば「かもめの卵」が筆頭。黄餡をカステラとチョコレートで包んだ絶品。
個数が欲しい人向けに「ミニ」、ストロベリー味などの変わり種もある。
南部せんべいは枚数が多いので職場向けにもってこいだが、ノーマルタイプはちと味気ないのでバラエティセットみたいなのがおすすめとのこと。
日本酒も優秀。今回は定番の南部美人を晩酌用に調達。
なんか何を書くべきなのかわからなくなってきたのでこの辺で。
冷麺を使った豚骨系ラーメン🍜も美味しいですよ😋
コメントありがとうございます。
冷麺のもちもち食感と豚骨スープの組み合わせ。
想像するだけで夜食が食べたくなってしまいました
夜勤が明けたらスーパーに寄って材料をチョイスしてみます。
ありがとうございます
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