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こういう深い山なみの光景は、普段東北の山を歩いてもなかなかお目にかかれないからであろうか・・・
雲取山行中に特に気になったのが近くの長沢背稜や飛龍山、そして西に見える国師ヶ岳と富士の東側に広がる丹沢界隈である(丹沢も私にはつながっているように見えた)
奥武蔵も奥多摩は、これまで出張や帰省ついでに歩いていたが、常に天気がイマイチであったこともあり、正直あまり食指が動かなかった
しかし、この広大な山並みを一旦見てしまうと、あの先はどうなっているのか?と気になるもの。
歩く予定もないのに、早速、奥秩父と言われる領域付近の山と高原地図である
「奥多摩奥秩父総図」をはじめ「丹沢」「金峰山・甲武信」「雲取山・両神山」「大菩薩嶺」を中古で買ってしまう。そして、地図を開くと、稜線が網の目のように広がっているではないか・・
そして、嬉しいことは、ほぼどの山域も公共交通機関で行けるっぽい。
地図を見て初めて気になったのが「北奥千丈岳」という山。
名前すら聞いたことのない山であったが、「飛龍山」とともに、名前からしてなんとも魅力的!
などなど・・・(私にとって)未知の縦走ルートにワクワク
ヤマレコ日記によく登場するものの、私には全く興味もなかった「酉谷山」も長沢背稜であることも、今月初めて知った。saitama-nさんの日記を見ていたら、つい酉谷山避難小屋を利用して長沢背稜を歩く計画を考えてしまった(埼玉側から公共交通機関利用だと、出発が遅いうえ、机上ながらなかなかのハードなルートだと実感した)
妄想も含め、来年の山歩きもますます楽しみが増えそうだ
歩いても歩いても山、また山
深淵の中を歩いている様な感覚にとらわれます
雲取山は沢山の登山者と逢いますが、長沢背稜はあまりすれ違いがありません
獣の気配を感じる事もあります
そんな時は誰か近くにいて欲しいと思いますが、それでもひとり山の中を歩く爽快感は何ものにも代え難いです
「歩いていても歩いても山、また山」
「深淵の中を歩いている様な感覚」・・
なんて、魅力的な素晴らしい世界なのでしょう。
鷲尾健さんの全ルート地図を拝見しましたが、ロングトレイルでどっぷり浸かっている感じがなんとも素敵です。
私は、「芋ノ木ドッケ」を歩いて初めて「長沢背稜」なる稜線があるんだ・・・と知りました。
方向的には雲取山とは逆の奥武蔵方面のはずなのに、奥深き山の世界に入っていく独特な雰囲気がありました。
私も、この深い世界に興味をもってしまいました・・・
雲取山荘の隣りに田部重治氏のレリーフと石碑があり、以下のように石碑に文章が彫られています。
「奥秩父 はるか眺めて雲取の立ちたるわれは若人なりし」
アルプスのような派手さはありませんけど、私も奥秩父の山々は大好きです(^^)
先日、山荘に泊まったにもかかわらず、そのレリーフは通過してしまいました。今思えばもったいなかったな〜
でも、そのレリーフの文章、なんとなくですがわかります。
雲取山から永遠に続くかの如くのやまなみに、雲取山というのは、奥秩父の第一歩に過ぎないんだよ・・と。
先日の山行は、まさに奥秩父に惚れ込んだ山行でした。
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