午後2時からの公演に西宮の兵庫県立芸術文化劇場まででかけました。
このオペラは、フィガロの結婚で音楽教師のバジリオが歌うコジ・ファン・トゥッテ〜女はこうしたもの〜と歌うところから創られました。
この曲は、椅子の後に隠れていたケルビーノ(小姓)が結婚前のスザンナといるところが見つかって歌われます。
コジは、自分の恋人は絶対に浮気しないと言う青年将校に対して女に貞節などないと主張する老哲学者ドン・アルフォンソが賭けをして、将校2人がお互いの恋人を変装して口説くと言う話です。
揺れ動く女心に、天才モーツァルトが美しい曲を付けています。
キャストは、外人さんで固めたグループと、小川里美さんをはじめとする日本人などのダブルキャストで、交互の公演が行われます。
初日は、次のキャストでした。
フィオルディリージ スザンナ・フィリップ
ドラベッラ サンドラ・ピケス・エディ
デスピーナ リュボフ・ペトロヴァ
いずれも、メトロポリタンなどで活躍しています。
スザンナ・フィリップは、来シーズンのメトで「ラ・ボエーム」ムゼッタ役で出演が予定されたいるようです。
声量のあるソプラノとかわいい顔立ちでフィオルディリージにぴったりでした。
舞台も明るく、18世紀のナポリの雰囲気がして良かったと思います。
衣装も当時の貴族の衣装で美しい舞台となっていました。
演出はメトロポリタン歌劇場の首席演出家デヴィッド・ニース、舞台装置のロバート・パージオラもメトの舞台装置を手がけているようです。
コジはこれまで何度か見てきましたが、18世紀当時の舞台は初めてです。
以前、ベルリンで見たときには、ナポリの青年将校は、ルフトハンザのパイロットという設定でした。
今回のチケットは、先行予約開始と同時に取ったので、前から2番目の中央でした。
目の前で佐渡さんがダイナミックな指揮をしていました。
指揮の様子をみるのも大きな楽しみです。
また、舞台の前に出てきて歌う場面も多く、顔もはっきり見え楽しめました。
それに、チェンバロも入っていました。
私は、オペラセリエといわれるヴェルディのオペラらしいオペラよりもオペラ・ブッファといわれるモーツアルトの作品が好きです。
ダ・ポンテとともにこんな名作を後世に残してくれたことに感謝。
昨日は大いに楽しめました。
こんなことなら小川里美さんの方もチケット取っておくべきでした。
蝶々夫人を外人さんが演じるような感じがして、取らなかったことをちょっぴり後悔しました。
○写真左
兵庫県立芸術文化劇場の外観
○写真中央
客席の様子
○写真右
席から舞台左を見たところ。
オーケストラピットの左端にチェンバロが置かれています。
tanosikuさん
こんにちは。コジ楽しまれたのですね。
しかも、前から2列目とはすごい。歌手の表情や息使いまで、わかったのではないでしょうか。
スザンナ・フィリップさんはメトでもコジに出演され、ライブビューイングでも放映されたようですね。
3連休で天候が不順でしたから、山に行かず芸術を堪能する。これですね
こんばんは
良かったです。
目の前で佐渡さんが振って、その向こうが舞台でした。
今回は舞台最前列で歌うことが多く、顔がよく見えました。
昨年は、前から3列目でしたが、舞台中央で歌うことが多くて、顔も良くわかりませんでした。
スザンナ・フィリップさんはメトでもコジに出てたんですか。
メトのコジ観たかったのですが、九州遠征中でした。
博多まで、見に行こうかととも思いましたが、山を選択しました。
ここのところ天気がよくないので、こういうのがいいですね。
しかし、ボチボチ梅雨明けそうですね。
これから夏山ですね。
次のオペラは、12月のキエフオペラトゥーランドットです。
それまでは、山と温泉を楽しみましょうか。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する