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ランスへの旅というのは、ジヨアキーノ・ロッシーニが作曲したもので、フランスのシャルル10世の戴冠式のために作られたものです。
プロンピエールの温泉宿「金の百合亭」での名士達の1日の話です。
ランスで行われる戴冠式へ向かう貴族達が、ランスへ行くための馬の用意ができないためあわてふためいていました。
そこへ、コルテーゼ夫人が、手紙で国王がパリへ戻って祝典を開くことになったことを知らせ、フォルベル伯爵夫人からパリの屋敷へ招待されます。
招待された名士達が、ランス行きの費用で宴会を開きました。
名士がそれぞれ自国の歌を披露して、最後にコリンナによる即興詩でシャルル10世を讃える中でこの劇の幕となります。
登場人物は次のとおりです。
・コリンナ:ローマの有名な即興詩人。
老田裕子(ソプラノ)
・メリベーア侯爵夫人:ポーランドの貴婦人
ターチャ・ジブラッゼ(メゾソプラノ)
・フォルヌヴィル伯爵夫人:フランスの未亡人
イザベラ・ガウディ(ソプラノ)
・コルテーゼ夫人:金の百合亭の女将
石橋栄実(ソプラノ)
・騎士ベルフィオール:フランス人の若い士官
中川正崇(テノール)
・リーベンスコフ伯爵:ロシアの将軍
アントン・ロシツキー(テノール)
・シドニー卿:イギリスの軍人
クラウディオ・レヴァンティーノ(バス・バリトン)
・ドン・プロフォンド:イタリアの文学者
伊藤貴之(バス)
・トロムボノク男爵:ドイツの陸軍少佐
三浦克次(バス・バリトン)
・ドン・アルヴァーロ:スペインの提督
木村孝夫(バリトン)
・ドン・プルデンツィオ:金の百合亭の医者
西村圭市(バリトン)
・ドン・ルィジーノ(テノール):フォルヌヴィル夫人の従弟
・マッダレーナ(ソプラノ):金の百合亭の女中頭
・デリア(ソプラノ):コリンナが保護するギリシャ人の孤児
・モデスティーナ(ソプラノ):フォルヌヴィル夫人の小間使い
・アントニオ(バス):金の百合亭の支配人
・ゼフィリーノ(テノール):世話人
・ジェルソミーノ(テノール):従者
それぞれの登場者が、超絶技巧がいるアリアを歌うため、主役級の歌唱力が求められます。
これだけ大勢の主役級を集めるのが大変なので、公演機会が少ないというのを読んだことがあります。
指揮者のアルベルト・ゼッダはロッシーニ・オペラ・フェスティバルの芸術監督を務めるなど、ロッシーニ作品の権威でした。
カレッジ・オペラハウス管弦楽団にいい音を出させていました。
席は8列の中央で、ど真ん中かと思っていたら、オーケストラピットのために5列までが無くなっていて、前から3列目の舞台がよくみえる絶好の席でした。
久しぶりの生オペラ。
多くの人が歌うアリアや二重唱から六重唱まであって楽しめました。
雨が多くて山に行けないのですが、こんな時間を過ごせるのもいいものです。
しかし、数日前から咽が炎症を起こしたため薬を飲んでいましたが、眠気を催す成分が入っていて、時たま襲ってくる睡魔と闘うのは辛かった。
写真左:オペラのリーフレット
写真中:オーケストラピットの様子
写真右:フェスティバルホール客席の様子
tanosikuさん
やはり観に行っていたのですね。
ストーリーはしょうもないのですが、出演者が全員主役級のアリアを歌う、すごいオペラですよね。私はテレビで放映されたミラノ・スカラ座の録画を見た事があって、その時、ランスってどこ?とか、金の百合って何?とか、この曲の由来などネットで一生懸命調べたりしました。
しかし、前から3列って最高の場所からの観劇ですね。一番高い席じゃないですか。でも、字幕見るのは首がつかれるかも
ロッシーニのオペラは観てみたいです。韻をふみながら早口で歌う技術ってすごくて、面白いですね。こちらでも、藤原歌劇団で7月にあるので、観に行こうかしら。
okusanさん こんにちは
行きましたね。
このオペラ楽しみにしていました。
ロッシーニもいいオペラを作ってますね。
フェスティバルホールの会員になっているので、一般発売の前日にチケットがとれます。
なので、せっかくなのでいい席取ろう、ということでS席にしました。
フェスはミラノスカラ座、フィニーチェ劇場などメジャー公演があるのですが、こちらは値段が高すぎるので見送りしてます。
この公演は、指揮者はメジャーでしたが他はそれほどでもなかったので、チケットもがんばりました。
確かに字幕見るのはしんどかったですね。
ロッシーニのベルカントオペラはいいですよ。
7月行ってみてください。
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