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浅見茶屋で評判のうどんを食べようなどと考えながらのんびり下って行ったら、少し前方に尾根道がゆるく右方向に伸びているのが見えた。ああ、あそこで曲がるのだ、楽でいいなと思いながらそこへ差し掛かったとき目の高さに何やら木の幹にまかれた赤いテープが目に入った、何、何?・・・こっちは豆口山→、うむ、確かにいま自分が歩いてきた方向だ、こっち方向は、←けものみち、えっ?・・・けもの道ってどこ?・・・その辺を目でキョロキョロ探してみたたが全く見当たらない、けもの道ってふつう草叢の中にできた何やら怪しげな踏み跡らしきものじゃないかと思ってたけど、特に斜面なんかにあったりして、だけどそんなものは←印付近には見当たらない。
ちょっとよくわからないけど、まあ、いいや、けものみちはもうなくなったのだろう、勝手にそう思って歩き易い尾根道をそのままるんるんと進んで行った。
ふっと、なんか、ふっと心に引っ掛かった。後ろを振り返った。きれいな道でおかしなところは何もない。何だろう、また歩き出した。そしてまた立ち止まった。どうも引っ掛かる、お前、曲がるとき何かなかったか、気付かなかったか、うーん、別にどうということもなかったけど、ただちょっと邪魔なものがあったのでそれをよけて回り込んだりしたけど、ほかの登山者もそうしてるんだなとそのとき思ったけど・・・ふむふむ、なんか気になるな、あの矢印、方角はこのルートを示しているようだが、だけどこの道は登山道そのものだし、・・・また歩き出す。
いや、やはり戻ってみよう。
赤テープの地点へ戻ってギャフン!、そこに別方向へ下るもうひとつの登山道が現れた。しかもその入口には目印の赤テープがしっかりと、なんでこのテープが目に入らなかったのだろう。一方、自分が進入したけものみちには木の枝が横に置かれていた。邪魔なものとはこれだったのだ。細い枯れ枝がさびしく置かれただけなので無視してしまった。それにしてもなんでこの赤テープや通せんぼ横木を見落としたのだろう。
あとの反省文は省略、いつも高齢者の迂闊さなど同じことばかりくだくだ書いてもしょうがない。自分でも飽きた。
(けものみちは、帰宅後調べたら、上級者用の登山道として載っていた。)
(続き)
子の権現で孫へのお土産も買い、心豊かにあとは車道をテクテクと、おや、横からトレランがいきなり疲れた顔して現れた。ふと見ればそこに案内標識が、これは気が付かなかった。ぼんやりと車道を下って行くところだった。標識には吾野駅へはここから山道へ入ると書いてある。だが前後する登山者は全員せっせと車道を下って行く。山歩きを始めた頃に子の権現から吾野駅まで歩いているが、記憶ではずーっと車道だったような気がする。20年以上前の遠い記憶なのでその辺あいまいだ。心配になってしばらく様子を窺っていたが、誰一人山道へ入って行かない。段々不安になってきた。
まあ、嘘の標識がある筈ないのであいまいな気分のままその山道を下った。浅見茶屋を通るかとずいぶん心配したが、林道になった先に茶屋が現れ、やれやれと一安心、嬉しくなって近付いたら、広場には順番待ちの観光客や登山者の群れ、がっかりしてスルーした。せっかくお腹を空かせてきたのに
バナナを食べながら延々と続く車道歩きに嫌気がさした頃、前方にCafeが見えた。垢抜けてよさそうだ、入ってアイスコーヒーを飲もう、あれ残念、入口に満席の立て札、おかしいな、歩きながら大きなウインドウから中をのぞいたら客の姿が見えない中、マダムがさようならと笑顔でしきりに手を振ってくれた。閉店か、ぼんやり眺めながら通り過ぎた。すらりときれいな人だった。少し元気が出た。
(写真1) 木の幹に巻かれた赤テープ
(写真2) 進入した道(これがけものみち?)
(写真3) 2歳の孫へのお土産(丈夫な足になりますように)
初めて浅見茶屋へ行ったのは正丸駅から伊豆ヶ岳と子の権現経由して、更に西吾野駅近くまで経由してぐるりと大回りした時でした
早い話しが子の権現から吾野駅への道を浅見茶屋経由の道と知らずにスルーして西吾野駅方面への道を下ってしまったからでした
最後のカフェは土曜日と日曜日の営業で、しかも11:00からの営業だったと思います
その為いつも営業時間とずれて寄れず仕舞いです
因みに豆口峠は吾野駅から竹寺経由で子の権現へ行った時に通過しましたが、峠から見上げる斜面を見てギブアップ、山頂踏まずに素通りしました😅
ところで「けもの道」は見たことないですが「山道」ならその界隈で道標をみました
おはようございます。
うわー、ずいぶん遠回りしたのですね
ボーとして歩いていたので、あのトレランが現れなければ、そのまま舗装路を下っているところでした。そしたら鷲尾さんほど足がないので、浅見茶屋はあきらめて西吾野駅へ直行だったと思います。浅見茶屋は新しい立派な建物で、イメージと大分落差がありました。ちょっとがっかり、薄暗い古いテーブルで素朴なうどんをという図が浮かんでいたので。
あのCafe,こんど機会があったら入ってみたいです。甘味もありそう。
竹寺から向かうと豆口山への分岐からものすごく急坂でちょっとビビりました。老いの身に鞭打って登りましたが、頂上はなんということもなく、ああ、成程ね、という感じで通過しました。充足感はありましたけど、これで緊張感がプッツリ、ルートミスに繋がりました(いま反省文)。
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