今年の夏は暑かった。
こうも、涼しくなってしまうと忘れがちだが、お盆前は本当に暑かった。
呼吸するのも苦しくなるくらいの真夏日が続き、職場で死人が出るのではないかと思った程だったが、お盆が快晴に恵まれたかと思えば、天気は一気に崩れた。
直ぐに天気は回復してまた暑くなるだろう……。
そんな楽観的な憶測は外れて、時折の晴れ間に夏の片鱗を見せるだけで、秋を向かえてしまったようだ。
頑なにまだ暑くなると信じていた僕もいよいよ秋の到来を喜んでいいだろう。
目前に控える連休はどうも中日に仕事が入りそうだから、あまり計画は乗り気ではない。
フリーか。アルパインか。それとも縦走か。
自分の実力とか体力の心配よりも生活を優先して考えてしまう辺り悲しい現実だ。
ジムで少し古い岩と雪だとか岳人を引っ張り出してきてルートの模索に入る。
奥鐘山が少し気になっているがロングルートなだけにソロは厳しそうだ。
あぁ、すべてを投げ出して山に篭れたなら……。
でも比較的最近は暇かな。ジムにも通えているし。
車で移動するようになってから買うだけかってツンドクしていた文庫本も、涼しくなると少しずつ減っていく。
「高熱隧道」は黒部を知る上には非常に面白かった。
彼ら程大きな仕事をしていないが、似たような仕事をしているだけに登場人物の思考を理解しやすかった事もあって泣いてしまった。
一時の社会現象ともなった半沢直樹シリーズ最新巻「ロスジェネの逆襲」がようやく文庫になった。多分僕が最後に見たドラマシリーズだろう。
池井戸潤の作品は半沢シリーズしか読んでいないが、華麗なる逆転劇は1巻、2巻に引き続き健在でスカッとする。
文庫本を何冊かザックに詰め込んで鈍行電車で、取り付いてから黒部周辺を一週間くらい縦走したいものだ。
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