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今回ご紹介する商品はこちらジャーン
グレゴリー社製のトリコニ60です。
山を始めて間もなくは、スポーツデポで購入したミレーの30リットルでテント泊していましたが、長期縦走用にと購入したのがこのザック。
購入時は、30リットルで出来ていたテント泊が2倍の容量で出来ないわけがないと高を括り一つ上のバルトロも含めて眼中になかった。
でも、実際には高山になるほど装備が増え、登攀用のギアも加わると、直ぐに容量の足りなさに後悔したものだった。
ザックの容量計算はメーカーによって異なるけどグレゴリーは本当に限界までパッキングしての数字が表記されてるらしい。トリコニはザックの腰上辺りに”くびれ”があるので余計に物が入らない印象がある。
やや重めの本体重量に加えて荷物の入らなさに不満が無くもない。
が、それを帳消しにしてしまうのは、やはり「背負い心地だ」
グレゴリーのコンセプトとして、Don't carry, wear it ザックは背負うのではなく、着る物だという工夫が随所に見られる。
実際に背負ってみると、その持つ荷物が重ければ重い程にバランス良く体に馴染む。
他メーカーザックに比べて過剰にも思えるベルトの太さもこれになれてしまうと、他がどれも薄っぺらく感じてしまう。テント装備+登攀用具で30kgオーバーの装備をトリコニで担ぐ事があるが、肩に食い込むと感じた事はない程だ。
その他、ボトルホルダーなど細かい点でもか痒い所に手が届く。容量不足は感じても外付けポーチなどを付けようと思った事はないくらい外周りは完成されている。
まさにオプション満載の高級車みたいな感じだ。
というのが買ってから1年くらいまでの印象だが、ここ数年のように本チャンを含めた山行だと実際60リットル以上のザックは邪魔でしかない。
60リットルを超えたパッキングをしている時点で重量オーバーになるのはもちろんの事だが、まずこれ以上のモデルになると上を向けないのだ。つまり背負ったまま登攀が出来ない。ヘルメットなどを被ればなおさらだ。
この容量で足りないと感じるようならパッキングが下手か、余計な物を持ちすぎだ。
しかしながら、このトリコニ。何と今年入って廃盤になってしまい、ポケットが付いたバルトロ65と70に併合されてしまったのだ。
現在グレゴリーのホームページにはトリコニの姿はない。
ここまで薦めておいてもう無い商品なのが残念だが、同型のバルトロも間違い無いので、是非おススメです。
あ、後一つ不満な点を上げれば、ベルトが汗を吸い込むし、背中はぴったりなので夏なんかは汗だくになると臭くなります。でも取外し可能なので洗濯できるよ!
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