今日、先々週受けた「対大腸がん再発早期発見造影CT」の診断結果を聞きに行ってきた。検査を受けた翌週月曜日が本来の診察日だったのだが、別に再発の告知が怖いから聞くのを伸ばし伸ばしにしていた訳では無く、その診察日に富士登山に誘われたから当然そちらを優先していた。
肝臓部分切除手術から約一年の記念すべき診察である。祝一周年。
ドクター
「調子はどう?」
私
「富士山のてっぺんに登ってきた」
ドクター
「・・・(苦笑)」
私
「聞く前に既に登っちゃった。いいやんなぁ?高いとこ行っても」
ドクター
「ええんちゃう」
私
「やった〜^^/ これで安心して登れるわ。劔とか槍、北岳もええなあ。みんな、思い出の山やねん。あ、聞くの忘れてた。それで、検査はどないやった?」
ドクター
「再発して無いで」
私
「ほんまあ。よかったなあ」
彼は高所医学専門医では無いので私が3000mに登ったらどうなるかを完全に解明できるわけでは無いが、とりあえず血液データと画像には何の問題もないらしい。私と瓜二つな、めんどくさい事は後で考えよう的刹那主義、対処療法を主とする西洋医学外科の権化みたいな主治医。判りやすく言うと、「癌がまた出来たら、そん時切るなり考えたらええやん方式ドクター」なので、とても気が合い、病院が好きな理由の一つである。体型とおひげまでそっくりなので、兄弟みたいだがそんな事はどうでも良い。
私が病院を好きな最大の理由は、ナース達がこの上なく優しく天使のようだからでは決して無く、入院すれば家事を一切しなくて済むからである。が、山に行けなくなるのは困る。
ナースで思い出したが、昨年八時間のオペの全麻から醒めるやいなや、弱り切った体力と気力を振り絞って目の前の若き看護士さまに、
「おはよう!コスプレが似合うね!」
と明るく話しかけたら、
「プレイちゃいます!仕事です!」
とぴしゃりとやられた。患者でなければ、きっとセクハラで訴えられたのだろう。から元気を出したというのに。
閑話休題。
ちょん切られた肝臓の端に、まだホッチキスの針が写っているのが妙に生々しいが、いずれ肝臓も元のボリュームに戻るそうだ。
これで主治医の許可が出た。
私
「これから、もっとバリバリ高いとこに行くつもりやねん」
ドクター
「好きにしたら」
ご心配していただいた皆様、検査結果は異状無しでした。どうもありがとうございました。
私はたった二泊三日の入院でしたが、ナース様が天使に思えて、病院がとても好きになりました。
今、週1回の通院がとても楽しみです
sekitoriさん、こんばんは。
検査の結果、異常なし。おめでとう。
でも、病院をホテルの代わりに宿泊? だめで〜すょ。
高所登山の場合、本来はある程度の高度になったら、暫くの間、休憩して順応さすのがいいのですが。
yamaseiさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
彼女(彼)達の献身的な仕事ぶりには、病や怪我に倒れた時は心底ありがたいですよね。当然、職としてこなしているのでしょうが、それだけでは割り切れない崇高な意志があるのだと思います。
まだ通院があるのですね。おつかれさまです。早く良くなりますように。
nonkibouさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
おかげさまで、今回もやれやれ、って感じでした。ホテル代わりにしたいとこですが、そう簡単には入院させてくれません。ってか、したくありませんが(笑)。やはり、自由に野山を駆け巡る事ができる今の身体がいちばんです。
sekitoriさんこんばんは。
まずはおめでとうございます。これから一生病気と付合っていく事になると思います。自由に行動できる時間を満喫されるのは素晴らしい事ですが、その時間をより長く楽しむ為のご配慮もお忘れなく
inakabusさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
はい、ご忠告身に染みます。決して自暴自棄になっているのではありませんが、例えば「酒をやめる」「身体に良い雑穀等を食べる」などなどの事をしたら、再発のリスクを軽減できるのかもしれません。
しかし、私は変わり者であるのと同時に、びくびくしながら一日長く生きるより、好きな事をして一日早く生涯を終えようと心に誓い、退院時から悩む事無く笑って過ごしています。
生意気な事を言いますが、泣いて過ごすと余生、笑って過ごせばこれからの人生だと思っています。
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