国家試験まで二週間を切ったと言うのに、何しとんねんとの声が聞こえてきそうだが、まあ良い。物事には優先順位と言うものがあるのだ。
生まれ故郷広島の地を捨ててまで、弱小チームだった我が阪神タイガースを目覚めさせてくれた真の救世主。その去り行く姿を観ずに、阪神の応援者の名を語れない。
金本選手は、引退試合で打点を上げる事は叶わなかった。だが、ホームランよりも、タイムリーよりも、もっと素晴らしい「全力疾走」を魅せてくれた。
シングルヒットでも、すぐさま盗塁。弟分がヒットを打てば、セカンドから全力でホームを狙う。タッチアウトにはなったが、我々の心に一生残る素晴らしいプレーだった。
全力を賭けて何かに取り組む。他人がどう思おうが、自分の道を信じて、やり遂げる。それがどれほど大事な事か。
先月、シーズン中にも関わらず、引退発表の会見。
「怪我をして、弱っている時に支えてくれた人の事は忘れる事ができません」
涙ながらに言葉を詰まらせながら発した彼の一言に、心から同意を覚えた。
うまく行っているとき、儲かっているとき。そんな時に人が寄ってくるのは当然の事。
どつぼにはまり、落ちぶれている時に助けてくれた人の恩は、一生忘れる事は無い。
引退セレモニーでは、思わず涙が滲んだ。まわりの若きファンたちは大声で声援するが、同年代はやはりしんみりしていた。みずからの、年齢から来る衰えと重ね合わせるのだろう。
自分も、大病をしたもののなんとか復活したが、やはり以前よりは衰えを感じる。そんな境遇を大選手に重ねて、引き際を感じさせられる。
40代の希望の星、金本知憲くん、長い間ありがとう。オレはまだまだ引退せずに、アルプスに向かって走り続ける。貴君も、指導者の道を突き進んで欲しい。
Photo1:ヒットで出塁後、すかさず二盗 Photo2:新井貴のヒットで本塁を狙うも憤死 Photo3:現役最後のゲームセットは自らのグラブでキャッチ
こんばんは。
昔はやっぱり、線が細かったですね。打撃に関しては前田、パワーの江藤、同じ外野でも緒方がおり、トリプル3の野村。個性派実力者が多い中で、今ひとつ存在感が薄いいんしょうでした。やはり、阪神に行き注目を浴びたのが良かったのかもしれません。
こんばんは。コメントありがとうございます。
広島のラストゲームで、広島ファンから大声援を受けていたのをテレビで観て、金本選手の人気の厚さがわかりました。広島の方の人情の熱さにも感謝です。
私は、プロ野球を娯楽として捉えているので、金本選手にはもう少し現役を続けて欲しかったです。別にオリンピックを観に行ってるのではなく、阪神タイガースの選手たちの躍動を楽しみに応援に行っているだけなので・・・^^
一部の評論家きどりのプロ野球ファンの方みたいに、勝利至上主義では無く、選手たちが可愛いのです。勝っている時は褒め讃えるが、弱い時はそっぽを向く。それで「ファン」と言えるのでしょうか。
その意味では、かねもっちゃんはエンターティナーとしては抜群のセンスを持っており、確かにタイガースに来て正解だったのでしょう。
山も野球も、技術が優れて困難な事をできる者だけが残って行き、弱者は切り捨てるとの考えは嫌いです。
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