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以前山のガイドブックの仕事をご一緒させていただいた国際山岳ガイド、角谷 道弘さんが登山学校講師として同店に勤務される事を知り、会いに行ったのである。
彼が石井スポーツに勤める事になるとは露知らず、まったく偶然に、昨日何気に彼のHPを開いてその事実を知ったのである。何か、運命的なモノを感じた。
角谷さんは、ご存知の方も多いだろうが、例のイッテQ登山部コーチとしてイモトちゃんをモンブランやアコンカグアへ連れて行った名ガイドである。
彼のご活躍は、テレビの視聴者としてうれしく拝見していたのだが、この度のマッターホルン編の前振りで角谷さんが今春に八ヶ岳で事故に巻き込まれ、滑落して大けがしていたのを知り心痛めていた。
それが不屈のリハビリを経て、この度社会復帰され石井スポーツのスタッフとなった事を知り、うれしくなって挨拶しにいったのである。
九年ぶりの再会であったが、当時の事を思い出して懐かしく語らった。お互いに大怪我や大病に直面し、見通しは明るく無い。しかし、同い年のよしみも有り、辛さを知っている者同士仲良く話していただいた。
結論、怪我も病気もくよくよしても何もプラスになるものは無い。前だけ向いて、今できる事を懸命にこなし、少しずつでも山に登る。そうすればおのずと未来は開けてくるものだ。
肝心の店の方も、極めて広いフロアに見易い配置でグッズが山のように積まれており、見応えが有った。ヘルメットを引っ越しのとき処分して持っていなかったので、一番安くて丈夫な奴を角谷さんにみつくろってもらい、購入した。これで、岩場も雪稜も安心である。
余談だが、角谷さんの所在を確認するべく、まったくたまたまスタッフに声を掛けたら、先月立山フェスティバルで雷鳥平に出展していたMILLETの営業マン氏であった。応援販売に来ていたのである。
あのとき、山談義に花を咲かせて楽しく過ごしたのを覚えていてくれ、向こうから「あの時はどうも」と言ってくれて面を食らった。
やはり、山を愛する者はどこかつながっているのだろう。運命的な再会に、勉強のストレスも吹き飛んだ1日であった。
Photo:(社)日本山岳ガイド協会 認定国際ガイド 角谷 道弘氏 応援してあげてください
おはようございます
昨日オープンした石井スポーツ行ってこられたんですね
私は子どもたちが学校から帰ってきてから一緒に、夕方5時から7時頃まで行ってきましたよ
有名なガイドさんとは角谷氏でしたか
ゲストさんではなく職員で
おはよう、mizukiです。
イモトちゃんの「マッターホルン編」見ましたよ。登頂後、彼女が一番に電話報告したのが、角谷氏でした。
そうでしたか・・・、良くなられて、石井スポーツ三宮店に勤務されていたんですね。
フェスティバルで言葉を交わしたスタッフも同店にいらっしゃったなんて、奇遇ですね! お仕事を一緒にされた方は、記憶に残りましょうが、店先で言葉を交わす人なんてたくさんいるわけですから、その時を過ぎればたちまち忘却の彼方へ。sekitoriさんの「何か」が、スタッフの印象に強く残ったのでしょう。
「怪我も病気もくよくよしても何もプラスになるものは無い。前だけ向いて、今できる事を懸命にこなし、少しずつでも山に登る。そうすればおのずと未来は開けてくるものだ。」 いい言葉を頂きました。今まで結構ハードな山行をこなしてきたので、自分の体力に自信を持ってましたが、まさかの半月板損傷・・・、やはり、年には勝てないんだなとちょっと落ち込んでいましたが、ホント、そうですよね!
たとえ今までのようにいかなくなっても、少しずつ出来るものをやっていけば、また、異なった山の魅力や楽しみ方を見つけられるかもしれません。
橙色のcampヘル・・・、もう一つ「目の前の人参」が増えましたね! 試験、頑張ってください!
kuurinさん、こんばんは!コメントありがとうございます。
ホンマ、ありがとうございました。再会のチャンスを与えてもらって♫
私は、17時前に店を出たので入れ違いでしたね。ダイエー前の歩道橋ですれ違ってたかも^^
>大怪我、大病後のお二人の再会
Re:お互い、そっちの方が大変やと言い合ってましたが、傷のなめ合いは嫌いな私、きっぱりと「こっちは癌なので切ってしまえばなんてことありまへん」と言い切りました。その通りですから(^^)
一日も早い角谷氏の全快を祈ります。
mizukiさん、こんばんは〜。コメントありがとうございます。
テレビで見る通りの、ひょうひょうとした素朴な良い人ですよ。彼の人柄に惚れて、何度もガイドを頼むリピーターが多いと思いますので、たくさんの人が復帰を切望していると思いますが、焦りは禁物。
少し落ち込んだ日々も当然あったそうですが、彼の事、またヒマラヤの地を彷徨う事でしょう。
私の登山とは異質な世界ですが、山に賭ける想いは同じ岳人同士。最初と最後に二度握手して、これからの互いの健闘を誓い合いました。
>sekitoriさんの「何か」が、スタッフの印象に強く残った
Re:間違いなく、私の超個性的な顔面でしょう。
それとも、一度食いついたら離さないスッポンのような話術かな^^;
冗談はともかく、そのMILLET東京の営業マン氏、雷鳥平では1時間も山の話につき合ってくれました。彼も現役アルピニストなので、商品の話はそっちのけで、岩のルートの現況を聞いたり、前々日に登った別山尾根からの劔の状況等を報告したりで、楽しく過ごしたんです。
で、まさか神戸で会うとは思いもしませんでしたので、数多くいた石井スポーツのスタッフの中で声を掛けたのが彼だとは、山の神様の粋なはからいとしか思えません。
上のレスでも書きましたが、私は傷のなめ合いをまったくしない冷徹な人間なので、あえて怪我や病気をした人に会いに行っている訳ではありません。
なんらかの挫折を経験し、再び立ち上がりつつある人を自分と重ねて応援したくなるのです。
しかし、やはり全盛期から比べると、衰えて行くのは人間の哀しい現実。
それがハンデを背負ってまで、まだ登ろうとの意思が強く垣間見える人に共感を覚えるのです。
昨日、角谷さんに私の実情をお話したら、「そんな野良犬のような生活がうらやましい」と褒めていただきました。日本のトップアルピニストにそんな声を掛けられ、私の中でくすぶっている野良犬魂(猪魂?)が増々燃え盛るのを感じました^^/
これからも、誰に飼われる事も無く、風の吹くまま山を流浪いたいと思います。
どこかの山で必ず、ランデブーしましょう!
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