![]() |
みずからは復活の山へ行き、偉大なスポーツ選手は引退し、傷ついたアルピニストと再会した。
みな、疲れているのだと思う。
オレも、少し疲れた。
NHKの「SONGS」でプリンセスプリンセスが十何年ぶりに再結成して懐かしのメロディを奏でているのを観た。
「M」。いつも一緒に、いたかった。隣で笑ってたかった。・・・とのフレーズで始まる名曲。
特にファンでもなかったが、自分の一番輝いていた頃に流行っていた曲を聴いて、涙が流れた。
強がっていたのに、やはり離婚や子供と離れた事を悔いていたのか。
いや、それは違うと感じる。
それより、自分が若くて健康なとき、あの岩肌のざりっとした感触を楽しんでいたときを思い出して胸が熱くなっているのだと思う。
昨日、彼女の誕生日だった。半月程前に、「指輪を送ろうか」と打診したら、「気持ちだけもらっておく」とたしなめられた。
屋台で買うような指輪しか贈れないのを知っての返事。
野良犬には、野良犬の生き方がある。飼い主はいなくとも、さまよっているうちにどこか安住の地が見つかるのだろう。
それが、劔なのか穂高なのか、それとも欧州のアルプスなのか。
窓が夜露に濡れてきた。
灯りを消して、深い眠りに就こう。
Photo:恋人たちのささやき チューリッヒにて
sekitoriさんこんばんは
歳を重ねる毎に涙もろくなりますね。。
曲を聞くと悲しい思い出が頭を過ぎる事も多々、私の場合は楽しい思い出は滅多に思い浮かびません…
あの時に戻りたい…との熱い思いが涙を流させるのか?
今更どうにもならない…との冷めた心が流す悔し涙なのか?
ふと思い出すのは結構いい思い出なような気がします。
『ジンセイ』より byBARGAINS 作詞 田島由紀子
いいひとだから、損もするけど
それでもあなたが好きよ 正直者だから
…最近、この歌が頭を過ぎると目が潤んできます
inakabusさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
私は、悲しく辛い現実に直面した時は涙が出ず、割と冷静でいられる事が多いです。が、自分が幸せだった事を思い出したりした時、「あの頃はよかったなぁ」的に感傷的になる事がたまにあります。
今も、もちろんある意味幸せなのですが(自由との点で)、やはり健康な身体を持っていた時がいちばん幸せだったのでしょう。いまは、少しでもあの頃のように登れるよう、装備充実中。で、ギャラが入ってもすぐに飛んで行く涙かな・・・(-_-)
上の日記では彼女が冷たいような印象に思われるな、とちょっと反省です^^;
「安い指輪でも、お金がかかるのに変わりはない。それなら、少しでも自分のために使って欲しい」との意を伝えられました。
こんな放浪山ガラスを慕ってくれる人がいるだけで、充分幸せですね。
その歌は聴いた事はありませんが、いい詩ですね。正直に生きて、損をしたとしても、自分が納得できれば良いですよね。嘘をついてまで贅沢な暮らしはしたくありません。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する