最近の日記リスト
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2024年 08月 01日 17:01山と草花と歌
息抜きに自然に親しむ私などは、山野草の名を覚えるのは、花の姿の優美さ、愛らしさや色彩の鮮やかさ、花の香のかぐわしさを感じ取ったときである。
昆虫や鳥や蝶の身になって山や高原に咲く花を探し求めるなんて芸当は、したことがない。もっとも、何事にも例外は、あるものだ。ヒヨドリバナやヨツバヒヨドリの名を知
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2024年 07月 13日 15:21山と草花と歌
風に揺れるマツムシソウの花は、可憐で、実にエレガントである。淡い青紫色の筒状花とそれを取り巻くフリルのような舌状花は、西洋印象派の画家クロード・モネの「 パラソルを差す女」の帽子を連想させる。
そのマツムシソウに初めて出会ったのは、四国の法皇山脈の東赤石岳の山頂近くの岩稜であった。東赤石岳は、
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2024年 07月 07日 20:04山と草花と歌
クロユリに初めて出会ったのは、高校山岳部の夏合宿で後立山連峰を朝日岳から蓮華岳まで縦走した時だった。確か五竜岳付近だったと思うが、わずか一輪だけ咲いていた。黒百合は厳冬期のアルプス越えの伝説で名高い戦国武将佐々成正の因縁の花と、歴史好きの友人がしきりに解説してくれたので、強く印象に残った。
そ
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2024年 06月 25日 16:28山と草花と歌
今年の4月の話である。友人がコロナ渦で少しばかり年遅れの古希記念茶会をやるという。まともに正座もできない我が身としては肩身が狭いが、座椅子を用意するから是非にとのお誘いに甘えて、参加した。
茶会の行われた建物は、京都御所の中にあった九条邸から移築された由緒あるものだそうだが、茶席としては開放的
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2024年 06月 17日 17:32山と草花と歌
朝いつもより早く目が覚めたので何気なくNHKラジオ第一放送の「マイあさ!」を聞いていると、突然「ササユリ」の言葉が耳に飛び込んできた。その瞬間、山で出会った艶やかなササユリの花が脳裏に蘇った。涼しげなうす紅の花は、甘い香りがあり、私には清楚というより艶やかさを感じさせられる。
ラジオの音に耳を
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2024年 06月 11日 18:06山と草花と歌
サラサドウダンを漢字で表すと、更紗満天星あるいは更紗灯台である。その釣り鐘型の小さな白色又は淡黄色の花は、淡い紅色の筋が入り、先端も淡紅色を帯びる。品があって、大好きな花の一つである。
「更紗」と名付けられた由来については、縦じまの入った花の模様が更紗染めの模様を連想させるとしてつけられたと言わ
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2024年 06月 05日 12:41山と草花と歌
「登りくればニッコウキスゲの咲く尾根に青空高く雲の湧きいづ」(2023.7霧ヶ峰にて)
ニッコウキスゲは、私が覚えた最初の山の花だった。オレンジ色のユリのような花は、草原と夏雲がよく似合う、まさに夏休みの始まりを告げる花といってよかった。
中学1年生の夏休み、父親が珍しく弟と一緒に志賀
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