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その山は、丹沢の塔ノ岳。前年に家族で大山に登っているからか、声を掛けたら珍しくついてきたようだ。
ただ、私自身は、40代半ばの働き盛り、なかなか自由に山に登る日が選べるわけでなかった。きっと5月の連休も終わって、山も少しは落ち着いたのでないかとでも思ったのだろう、5月8日の土曜日に登っている。
朝早く起きて、川崎から電車を乗り継いで、渋沢駅から麓の戸沢へ。そこから、大倉尾根をひたすら山頂を目指す。
登山姿はどうだったかと言えば、息子は普段のスニーカーに、少し厚手の上着に長ズボン。私は、登山靴にニッカーボッカースタイルだ。
茅場ノ平まで登ってきて、一息いれている写真が残っている。ここからは、登るにつれてガス模様。
山頂についても、残念ながら展望はなかった。海側からかなり強い風も出てきて結構寒かったので、息子も薄手のジャンパーを羽織っている。この日の天気は、川崎も終日曇り。今だったら、もう少し天気の良い日を選んだのに、という思いに駆られる。
山頂には、あちらこちらに何頭もシカがいて、不思議な感じもするが、人を恐れるでもなく草の根だろうか、何かを食んでいた。このころには既にシカの食害が問題になっていたように記憶しているが、近寄っても逃げるわけでもなく、写真を撮ることができた。
インターネットで同日の登山記録がないか調べてみたら、何と驚いたことにヤマレコにこの日の記録を過去レコとして載せている人がいた。その人の記録にも、「2度目の登頂となったが、深いガスに包まれて何も見えなかった。」、「山頂に鹿がいたようだ。奥に見える建物は「日ノ出山荘」。」とあった。三角点あたりでとった別の写真には、登山者がシカに何かを与えているようなものもある。この当時は、こんな調子だったのだろうかと、妙に納得した。
アルバムを見ると、大学に入学した年の平成13年(2001年)に、尾瀬と木曽の御嶽山に一緒に行っている。
尾瀬は、7月8日に鳩待峠からアヤメ平、富士見峠、竜宮十字路へ、そこからニッコウキスゲやヒツジグサを楽しみながらの鉄板のハイキングコース。一方、御嶽山は、8月13日に田ノ原から王滝山頂、剣ヶ峰、二ノ池をめぐるコースだった。
いずれも、大学に無事入学できて、ほっとした夏の休みだったのだろう。
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