fengsanさんの日記 - 山と暮らし-ヤマレコ

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日記

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2024年 03月 10日 08:35山と暮らし

伊勢神峠　～伊勢神宮遥拝所に込められた祈りに思う～

　峠の中には、山深い峠をいくつも越えてたどり着くと、前方が大きく開け、平野を見晴るかすことのできる好展望の峠がある。　伊那の飯田から三河の岡崎、尾張の名古屋を結ぶ飯田街道の果てしなき山路の最後の峠となる伊勢神峠もそういった峠の一つである。　そもそもこの街道は、塩の道とも、中馬さんの通る中馬の

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2024年 03月 01日 14:54山と暮らし

常夜燈がともした峠道　　～善波峠と八五郎さん～

　江戸と沼津を結ぶ矢倉沢往還を伊勢原か秦野に越えると、善波峠がある。この峠道は、江戸から明治・大正頃まで物資の輸送や富士･大山への参詣路として多くの人々が行き来したという。　残念ながら、今や古道は十分には残っていないが、峠付近の切通は往時をしのばせるのに十分である。　私がこの峠に立ったのは

2023年 08月 22日 16:29山と暮らし

青嵐の風景　～木曽の風越山　木曽馬と採草地の山～

　今年の5月、霧ヶ峰で山火事があってひとしきり話題となった。7月中旬に霧ヶ峰の富士見台を訪ねてみると、ニッコウキスゲが咲き乱れていた。確かこの群生地の4分の3ほどは山火事の延焼によって黒い原になったはずだから、自然の回復力はすごい。　ニッコウキスゲの群生地から火災の発生場所のガボッチョの方面を見

2023年 06月 02日 13:25山と暮らし

秋山と都留の二十六夜山　～山頂で考えた昔の人の暮らしと願い～

　中秋の満月の日を迎えると、すすきを花生けに挿し、団子を供えて縁側に出てお月見をするのが子供の頃の楽しみだった。栗名月、豆名月といって、旧暦の9月の13日に月見をする習慣も古くからおこなわれていたのだそうだが、都会のサラリーマンの家ではそんな習慣はなかった。　その後、里山を歩くようになると、いわ

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2020年 01月 27日 12:57山と暮らし

炭焼さんと峠道

　私の小さい頃には、冬ともなれば火鉢に木炭をくべて、暖を採った。お餅やおかき、干し芋を焼いて食べるのは、育ち盛りの子どもにとって大いなる楽しみだった。昭和30年代はじめ、木炭の生産量は200万トンにのぼり、一人当たり年間消費量は炭俵1俵（15㎏）あったといわれる。そういえば、我が家も炭俵を1俵、2俵