H28年の師走の半ば、13日に心臓の手術を受けました。
現在は、術後3ケ月と言ったところです。
数年前より悩まされて居た不整脈が、この年の夏にはどうしようもなく手が付けられない程暴れだしてしまったのです。
症状は、登山の場合ですと急登を登り始めて、心拍数が増えていき150/毎分位になると不整脈(突然心房細動)が起こり、心拍数としては200/毎分オーバーと成ります。
実際には、心室は正常な拍動ではあるのですが、心房が痙攣を起こして居る状態です。
血液が正常に送り出されませんので、歩くことさえまま成らなくなります。
ハンガーノックの時のように動けなくなります。
心筋カテーテル冷凍焼灼術と言うのが正しい名前なのだそうで、カテーテルを使い体を切開すること無しで行えました。
三泊四日の短期入院で、実際には火曜日のお昼に入院し、金曜日の午前中には退院できるという物です。
入院日は、造影剤を使って私自身の心臓の形をパソコンの中で3Dマッピングするのだそうです。人それぞれ微妙に違う心臓の形を映像化し、それを見ながら翌日には手術です。見るのはお医者さんですが。
2日目は、朝一から手術でした。
朝ご飯食べないで待っていると、手術着に着替えを指示されいよいよです。
歩いて手術室まで行き、自分で手術用のベットに乗り込みました。
消毒用の液体で首筋と右の脚の付け根部を消毒されながら、両手に点滴などの針が刺されていきます。
「さあ、始めますよ。〇〇さん、これから麻酔を開始します。」と言われ、首を左に傾けて居た私の目の前で、麻酔医が大きな注射器のピストンを押し込むのが見えた途端、二回ほど息を吸い込んだでしょうか、私の記憶はそこまでしか有りません。
気が付いたら昼過ぎで、麻酔が利いて居るのか起き上がる事が出来ませんでしたが、足の付け根の動脈に挿入したカテーテルの傷のため、起き上がってはいけないのでした。
右脚の付け根部に3ヶ所、右頸部の鎖骨の首側に近い所に1ヶ所の計4ヶ所の穴が体に開けられて居ました。
一か月ほどは痛みが在りました。
この日の夜、午後八時ころには拘束は解かれて、寝返りが打てるようになりました。
3日目は経過観察のために、一日中ベットの上でゴロゴロしてるだけでしたが、睡眠導入剤を処方して貰ったおかげで、睡眠をむさぼる事が出来ました。
4日目は、退院するためだけの日でした。
看護師詰め所にお礼を伝えて、妻が迎えに来てくれた車を、私が運転して帰りました。
10月下旬に診察を受け、心電図は異常が無いが、問診で不整脈間違いなしと成り、その場で術日が決まりました。
不整脈が治るのならと、何の迷いもなく、手術に対する恐怖感も有りません。
ただ、不整脈に怯えないで山に登れる、自転車に乗れるという喜びが勝っていました。
私にとって色々な出来事があったH27年3月からH29年3月の激動の二年を振り返って、備忘録といたしたいと思います。
二年間の月日は順不同ですが、自分にとって思い出深い事から書き留めてみます。
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