H28年の12月半ばに不整脈の為に心臓の手術を受けました。
不整脈の中でも頻脈という症状は、心房細動と言ういわば痙攣が心房に起こります。
心房細動が起きますと、心房の中で血液の塊が出来て、それがやがて血流に乗って脳に行ったり、心臓の周りの動脈に行ったり、脚の付け根の太い動脈に行ったりします。
皆さんご存知の、脳血栓とか心筋梗塞とかの恐い症状を現します。命に関わる重大な症状ばかりですね。
その治療の為の「心筋カテーテル冷凍焼灼術」と言う物です。
心臓の拍動を司る電気信号が間違った経路を通ったり、間違った場所から発信される事が有るそうで、その信号を途中で遮断してやる。
冷凍と言う冷やす事でやけどと同じ様な効果を得て、神経経路を閉じてしまうのが今回の手術の目的です。
術後を時間を追って行きますと。
〜2日後
まったく頻脈の症状が出ず、完治したと糠喜びをする。
右脚の付け根のカテーテル挿入部は赤黒くあざに成って居ました。
〜3日後
頻脈の症状が現れ、あの藪医者!!と思う。
右脚の付け根のあざは徐々に下方へ移動を始めました。
3週間後には膝の上あたりまで移動し、徐々に色が消えて行き見えなくなりました。
〜1ヶ月後
時々頻脈が現れる為、手術成功率86%の中に入れなかったんだと思うように成る。
〜2カ月後
やはり頻脈は時々現れる。加入して居る生命保険会社は、3ヶ月以上間を開ければ再手術で「手術交付金が出ます」と言ってたなと思い出す。
〜3カ月後
気にしてなかったら、ほぼ頻脈の症状の自覚無く成ってます。
少し前に、あの藪医者って思った事なんかすっかり忘れて居ます、先生ごめんなさい。
私の場合は術後1ヶ月間は、血液をサラサラにする飲み薬を服用しましたが、それ以降は何も飲んで居ません。
術後2週間で、スキーをしに白馬のゲレンデに行って居ました、術後の療養よりスキーの練習の方がウェイトが重かっただけです。
手術前は、症状が出ると「サンリズム50mg」という薬を頓服として服用し、頻脈を抑え込んで居ました。
しかし、薬によって心拍を調整するこの薬を服用すると、山行時に心拍数が上がらなくなりますので、やはり歩く事が出来ません。
頻脈が出ても歩けないし、薬で抑えても歩けない。
H28年は、何度も山行途中で引き返したものでした。
もし、心房細動による不整脈にお悩みの方がいらっしゃるならば、ぜひとも手術を受けられると良いかと存じます。
高額医療費制度を利用して手術を受ければ、自己負担金も低く抑えられ、2泊3日から3泊4日程度の入院で、命への危険が極めて少なく成ります。
色々な出来事があったH27年3月からH29年3月の二年を振り返って、備忘録といたしたいと思います。
二年間の月日は順不同です、自分にとって思い出深い事から書き留めてみます。
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