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画像2 唯一のご褒美、小高い所から見えた大野の風景
画像3 本日の犬ときじ・・じゃ無くて御供のスノーシューとスノーバスケット
今シーズン初めてという寒波が北陸地方に雪を降らせた、それもタップリだと言う。
その北陸福井県大野市には深田久弥の故郷の山、荒島岳が有る。
今年の一月にも一度雪の中を登っては居るが、今回は降ったばかりの新雪で、いまどきの言葉で言うなら「モッフモフ」の雪と言うのだろう。
今回はまだ一度も歩いた事が無い「中出ルート」に行って見ようと思った、理由は簡単で、地形図を見てると一番勾配が緩やかだからであった。
12月8日の未明に大野市に到着すると、道端の雪の壁が厚いと言うか、高い。
小1メートルも高さが有る、そんな壁が道路の両脇に有るのだから、道幅が狭くてしょうがない。
向こうから大型トラックが来たら、雪の壁に寄り添うようにしてよけて、衝突しない様に気を配らなければ成らなかった。
問題は、「中出登山口(約1,8km先)」と書かれた道路標識が雪に埋まっている事で有った。
それは登山口に近い駐車場までもが雪に埋まり、車では行けないと言うことだ。
初めての登山口が雪に塞がれて、進むに進めないので、時間をもてあまして車の中で明るくなるまで仮眠した。
明るくなってから装備を整えて車を後にした、ここからいきなりスノーシューの出番であるが、そこはまだ麓の集落の中なので有る。
シバ犬を連れた方と「おはようございます」と挨拶を交わして居る様な状況なのだ。
2時間かかってたどり着いたのが「登山口」と書かれた道標だった。
翌日GPSの軌跡をカシミールで確認してみたら、車から登山口まで僅か1,8km程しか無かった。
しかし、本人はいたって真面目に休みもせずに歩いた結果で有る。
そこから更に1時間半・・・・目の前には、雪の重みで好き勝手に倒れ込んだ雑木林の海が広がっているだけで、コースを示す赤リボンも見当たらなかった。
しばらく行く手を伺って見たけど、一人のラッセルではこれ以上は無理、すでに3時間半も、スノーシューを履いて居ても時に股まで潜る雪と格闘して来たのであった。
寒ければ暖房を使い、水が冷たければ蛇口から簡単に湯が出てくる事が当たり前に成っている現代で、自然を感じる事が遠くなっている。
私たち山を楽しむ者たちは比較的自然に近い所に立って居るとは思うが、今日の自然は本当に近かった、なにせ股まで迫って来たのだから。
荒島岳はおろか小荒島岳の顔さえも見られなかったが、楽しかった!!
写真の大野の風景は癒されますね
ボクも、こんな風景を眺めてみたいなぁと思いました。
でも、三時間半のラッセルって、体力、気力充実してますよね
ボクには無理です
>今日の自然は本当に近かった、なにせ股まで迫って来たのだから。
ん〜どう理解したらいいのでしょうか?
すみません、国語力乏しくて
SHIBAWANさんこんにちわ、コメント有難うございます。
>今日の自然は本当に近かった、なにせ股まで迫って来たのだから。
深いところでは股下まで雪に潜ったと言う事です。
降ったばかりの雪は本当にラッセルが辛いですね、2月に行った御嶽山濁河ルートを
思い出しました、あの時もきつかったです。
一人では力不足ですので、こんどはぜひSHIBAWANさんもラッセルに加わってください。
GPSの軌跡で確認したら、進んだ道のりは4km程でした、帰りは1時間と少しで帰りました。
では
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