2カ月ぶりに本を

2か月程春眠を忘れてしまっていたのか、今頃毎日眠い。ずっと眠っていたいし、仕事中も眠気がやってくる。俳人、長谷川櫂さんが短歌集を出された。「震災歌集」。

・人々の嘆きみちみつるみちのくを心してゆけ桜前線

・復旧とはけなげな言葉さはあれど喪いしものつひに帰らず

・わが家の泣き虫妻よ泣くなかれ被災地の学校の卒業式に

たくさん思いだすことがある。まだ終わっていない。終わるのかどうかもわからない。
圧倒的な現実を前にして沈黙してしまう。無口になる。でも言葉にしなければ忘れていきそうな気もする。

福島の詩人和合亮一さんは、震災後ツイッターで毎日詩を書かれている。

・放射能が降っています。静かな夜です。

・クレーン車が、一つ一つ、漂流物を掴んでは、瓦礫の山へと捨てていく。 掴んで捨てられて掴んで捨てられていく私たちの暮らし。掴んで捨てられ、掴んで捨てられていく私たちの命。

それはそれですごいことだと思う。

「現代史手帖」の5月号を探して3軒本屋さんを回ったけど見つからなかった。本を探すというのも2カ月ぶりだった。

コメント

イグルスキー米山

RE: 2カ月ぶりに本を
kiyoshiさんこんにちは

長い事書くと読むを欠かすと何か乾いてしまいますね。それもパソコンツイッターのみでなく、縦書き紙めくりが。
ことばを詩にできる習慣、羨ましいですね。

kiyoshi

RE: 2カ月ぶりに本を
本は手触りがあるし、ちょうどいい重さです。読みながら寝てしまうのもいいですね。

今日は仙台駅前のロフトの本屋さんを歩いたけど、やっぱり見つからなかった。amazonで頼めばいいのかもしれないけど、本の探し物って、嫌いじゃないんです。
現代詩手帖は、震災特集です。好きだった詩人がどう書いているかを知りたかったので。

朝日の投稿歌壇、震災短歌という新ジャンルが生まれたと思えるほど、沢山の震災関連の歌が投稿されているとか。気持はわかるけど、どうなんだろうって思いました。

yamaya7

RE: 2カ月ぶりに本を
kiyoshiさん、こんばんは。

10年程前、カミさんの影響で短歌に打ち込む機会がありました。
一生懸命に伝えようと言葉を探すのですがなかなか上手い言葉が見つからず、先生の添削も厳しかったような…そんな事を思い出しておりました。

我々はこの現実を受け止め、前を見て歩かなければならないのですが、こんな時だからこそ歌集は明るく愛情溢れるようなものの方がいいですよね。

kiyoshi

RE: 2カ月ぶりに本を
yamaya7さん、おはようございます
山菜の次は、歌人ご夫妻！発見がありますね
これからもご指導よろしくお願いします。
「震災歌集」は上に紹介した以外は重いものが多かったので、まずは立ち読みで対応してくださいね。歌集って１ページに一首なので、そうなんだろうけどね〜と思います。購入を思いきらせたのは、印税は支援に、という一言。