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日記

カテゴリー「俳句修行」の日記リスト 全体に公開

2014年 02月 07日 22:22俳句修行

凍月踏んで

田舎暮らしだから空が広い。帰宅する車の中からでも、冬の星空が見える。車を降りて玄関までのほんの数メートル、頭上にオリオンが輝いていると足を止める。家々の軒先に切り取られた小さな星空だが、はっとするような輝きである。凍りつくような孤独の星に生きているのだと思う。    百年もくるまれており冬会津
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2014年 02月 06日 20:57俳句修行

老いたる国に生きて

まだ雪の季節でも、薄く透きとおった蝋梅(ロウバイ)を目にすることがある。花は野にあるのが好きで、人の多い梅や桜の名所を訪れることは滅多にない。私にとって、ひっそりと咲く、質素で慎ましい印象の花。    蝋梅や老いたる国に生きており 雪山を歩いていると、固い冬芽もふわふわのもちょっと気にな
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2013年 03月 14日 22:13俳句修行

上京

東北も春はもうすぐそこなのだが、やはり風はまだ冷たい。今朝は駅のホームで思わず襟を立てた。3月末から4月に上京することが多い。上京ってもう使わないかな。仕事やプライベートで東京に行くときは、今でも「東京へはもう何度も行きましたか」って小さく歌ってしまう。もう君の住む美しい都ではないのだけれど。でも少
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2013年 02月 26日 20:35俳句修行

東北の大雪を憂う

二回ほど雪に閉じ込められたことがある。山の話ではない。北陸本線で親不知を抜けたあたり、とうとう列車がとまってしまい、一晩ここで明かすという。車掌さんがパンと牛乳そして大きな毛布をもってきてくれた。空いていたせいかすぐに眠ってしまったのだろう、そのあとの記憶がない。もう一度は、新潟から小国を通って米
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2013年 02月 21日 22:17俳句修行

空想の猫と暮らす

事情があってまだ生き物は飼えない。しょうがないので想像の猫を飼ってみる。勿論、いつもそんな馬鹿なことをしてるわけじゃない。ちょっと時間が空いて、ぼんやり考え事をしていると、ネコがにゅうって炬燵の中から顔出したりする。寒がりなネコは寒がりな自分のそばにやってくる。      ネコとオレ大氷河期
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2013年 02月 18日 23:49俳句修行

そんな日はきっと来ない

今は昔、故郷の富山から仙台に帰るとき、日本海を走る急行「しらゆき」を利用していた。新潟で乗り換えて、しらゆきはそのまま青森に向かう。急ぐ必要もない今ならきっと終点まで行ってみたくなるだろう。が、しらゆきはもう走っていない。昭和の匂いがする列車だった。太宰と寺山のいた津軽は少しだけ憧れの土地だった。
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2013年 02月 14日 22:50俳句修行

待つことも東北の暮らし

南東北の太平洋側では、ようやく厳寒の気配がなくなってきた。平地に降る雪も勢いが弱まってきている。風は冷たくても、もう凍える寒さではない。 東北の雪山を自由に歩ける季節が近づいてきている。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 秋田や山形のユーザーさんたちとのやり取
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