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HOME > kiyoshiさんのHP > 日記
世間は憂雪、私は憂通勤なのだが、読んだのはこちらの憂国関係：
内田樹「街場の憂国論」（晶文社）★★★★★（5点満点）
八木圭一「一千兆円の身代金」（宝島社）★★☆
おまけの、渡辺雄二「食べてはいけないお弁当 食べてもいいお弁当」 大和書房 ★★☆
まず内田さん。内田さんのブ
和食好きだけど、朝は時間がないので、パンをほおばる毎日…ずーっと仕事に行かなくてもいい日が来るのが待ち遠しい。
今朝は家族が朝から庭で草取りをしているので、私が朝食を。めったにない行動なので雨が降っています。
＜パン３種÷オムレツ×ジャーマンポテト＋ブドウ＊コーヒー＞
オムレツの中身は、トマト
「里山資本主義」藻谷浩介 NHK広島取材班 （角川ONEテーマ21新書）
アベノミクスの成否について懐疑的なのは、もちろん自分が経済オンチだからである。でも思うのだが、金融緩和してインフレ起こして消費税も上げて国内需要喚起してみたいなお話とは全く別に、拝金主義的資本主義って、どうしてこんなに奇
2013年の本屋大賞受賞。目利きの本屋さん達が一番売りたい本だとか。百田尚樹さんのデビュー作「永遠のゼロ」はなかなかよかったので、なじみの図書館に行ってみたら、まだ購入していないと言う。「本屋大賞ですよ」と訳のわからない押し売りをして、購入していただいた。5月2日に入荷即お借りして、二日間で読んでし
村上春樹の新作が発売になったのは2013年4月12日朝８時である。それが私の机上に置かれているのを発見したのは12日の11時50分。馴染みの図書館のラベルがきれいに貼ってあった。1Q84 Book3 の時のように。だが違うのは、あの時印象的な会話をした司書はもうそこにはおらず、この春に若い司書に代わ
昨夜読み始めて、どうしても止められなくなり、職場に持っていった。昼休み、いよいよ佳境というところ、隣の若い同僚から「面白いですか」と声をかけられる。
「・・・うー」声が出ない。鼻声を聞かれるのも嫌だし、赤い目を見せるのも。不覚にも泣いてしまっていた。今日何度目だ。
零戦乗りの話である。日中
「６４」横山秀夫 文藝春秋、
「６４」の帯は、「このミス１位、週刊文春１位」という惹句だから、ミステリー好きなら書店で手に取られた？まして「クライマーズ・ハイ」「半落ち」の横山秀夫。ヤマレコユーザーさんでも読まれた方がおられるのでは。圧倒的な筆力で、分厚い671pを一気に読み通してしまった。警察小
＊東京出張の新幹線での読書。雨模様の電車の旅は本を読むのにピッタリ。気づいたらもう上野あたり。あれれ、日本は意外と小さい？
＊「静かなる大恐慌」柴山桂太 （集英社新書）
グローバル化に物申したい、でも何を言っていいかわからない…という人は多分いるはず。とりあえずこれを読むといい。ケインズ理論
一昨日、朝のＮＨＫニュースを聞いて「本屋大賞」を受賞された三浦しをんさんの『舟を編む』をさっそく購入。そのまま通勤電車で読みだした。ちょっと古い少女漫画のような軽快さに違和感覚えつつも、辞書編集作業というコアな内容に惹かれてあっという間に読み切ってしまう。
辞書名「大渡海」…ちょっと思ったけど、三
全国的にはどうなんだろう、宮城の本屋さんには、依然として大震災関連本が山のように積まれていて、立ち読みする人もさすがに少なくなった。「宮本常一と歩いた昭和の日本」がそこに混ざっていたのは、もしかしたらちょっとした勘違い。でも、宮本さんの名前と茅葺き民家の表紙に惹かれてパラパラとめくってみる。
大
2010年前半のNHKスペシャル「アフリカンドリーム」。それを詳しく報告したものが本書です。
ITマサイと聞いたら、携帯使ってライオン狩りも楽勝ということ？と思ったら、マサイさん出稼ぎで得たお金を携帯で送金しているという。固定電話のインフラのない国でも、携帯のニーズは高い。そもそもアフリカ人はみん
2か月程春眠を忘れてしまっていたのか、今頃毎日眠い。ずっと眠っていたいし、仕事中も眠気がやってくる。俳人、長谷川櫂さんが短歌集を出された。「震災歌集」。
・人々の嘆きみちみつるみちのくを心してゆけ桜前線
・復旧とはけなげな言葉さはあれど喪いしものつひに帰らず
・わが家の
当分読めないと思ってたのだけど、この二日で読了。どうして手に入れたかって？いきさつを春樹風に書けば：
無駄だとおもったけど、聞いてみることにした。いつも無愛想な司書が、やはり残念そうに答えた。
「入ったばかりで、まだラベルも貼ってないんですよ。」
彼女のデスクの後ろに、確かに見覚えのある
2010年2月10日初版
17歳、高校2年生の日常。高校時代なんて何も起こらない、起こり得ない。あるのは退屈な授業と他愛ないおしゃべりと、そして部活。仲間でもなんでもなく、たまたま一つのクラスにいる男女5人の高校生の1日を、それぞれの部活を通して描くのだけれど、交わるはずもない個性の5人が、ふと立
ちくまプリマー新書 2010年1月初版
「遠野物語」を読んだのは30数年前の学生時代で、吉本隆明の「共同幻想論」から導かれた。古文の如き格調高い日本語にたじろいだものの、意を決して読みだしてみれば、それは昔話でも童話でもない、奥山の里に語り継がれた山人里人の記憶であり、民衆史の一つであった。楽しい
母の相手をしながら三冊の本を読んだ。仕事帰りに立ち寄った本屋さんで、たまたま先週の日記に書いた茨木のり子さんの文庫を見つけて2冊購入。詩集「倚りかからず」とエッセイ集「一本の茎の上に」。吉野弘さんの「祝婚歌」に触れてあった。で、吉野弘さんの詩の一部をさらに引用すると：
正しいことを言うときは
2010年2月17日初版（毎日コミュニケーションズ）
迷った･･･買おうかどうしようか。茨木のり子さんは大好きな詩人で、何冊か詩集も持っています。有名な「食卓に珈琲の匂い流れ」「倚りかからず」をお持ちの方もいらっしゃるのでは？で、この本、なんと茨木さんと女優の多部未華子さんのコラボ本。といいますか
日記
カテゴリー「読書」の日記リスト
全体に公開
2014年 02月 09日 17:43読書
二つの憂国＋α
2013年 09月 15日 18:51読書
遅い朝ごはんと難しい読書
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2013年 09月 14日 23:22読書
「里山資本主義」を読む
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2013年 08月 01日 23:55読書
夏の読書
暑くなってからパラパラと読んでた新書5冊、面白半分に★マークも付けてみた（一応5点満点）。感想は自分の備忘録程度。多少興味もたれたらまず立ち読みでどうぞ。
「（株）貧困大国アメリカ」堤未果 （岩波新書）★★★★★
シリーズ三部作のルポ完結編。前2作に圧倒されたが、さすがに同テーマ3冊はもうい
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2013年 05月 08日 22:47読書
百田尚樹「海賊と呼ばれた男」を読む
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2013年 04月 14日 18:50読書
「色彩を持たない多崎つくる」の物語を読む
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2013年 01月 09日 20:57読書
物語の力…「永遠の０ゼロ」百田尚樹（講談社文庫）
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2013年 01月 04日 22:36読書
正月の読書・・・「６４」横山秀夫＆「中国の市民社会」李ヤンヤン
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2012年 12月 15日 23:56読書
新幹線の読書
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2012年 04月 13日 19:15読書
『舟を編む』と『ジェノサイド』を読む
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2012年 03月 24日 22:40読書
忘れられた日本人、のこと
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2011年 05月 29日 23:52読書
アフリカ 資本主義最後のフロンティア 新潮新書
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2011年 05月 09日 23:58読書
2カ月ぶりに本を
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2011年 01月 20日 23:11読書
大寒の日を押してくる青梅線
大木あまりさんの俳句です。大寒になると必ず思い出す俳句。青梅線見たことはないけどね。きっと東京秩父あたりのローカル線で、山を縫って走ってくるのだと思う。大寒の日、梅の匂いがする季節に、まるで大寒前線でもあるかのように、それを山から押し出すように。寒いけど、明るいなあと思う。
この句は小林恭二さん
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2010年 04月 21日 00:16読書
「１Q84 BOOK3」村上春樹
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2010年 04月 17日 22:34読書
「桐島、部活やめるってよ」朝井リョウ （集英社）
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2010年 04月 11日 20:43読書
「遠野物語へようこそ」 三浦佑之／赤坂憲雄
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2010年 04月 02日 22:50読書
「邂逅の森」 熊谷達也 （文春文庫）
このドライブ感にちょっと酩酊状態^^;
阿仁マタギの若者の成長譚ですが、背景がすごい。東北のブナの森、特に冬山や残雪期の月山、森吉山、朝日連峰などを舞台に、古き良き日本人の実直で正しい生き方が描かれています。１０ページも読まないうちに、自分が雪の斜面をクマを追って駆け回っているような錯覚が（笑）筆
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2010年 03月 27日 22:29読書
週末の読書
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2010年 03月 22日 19:55読書
「わたしが一番きれいだったとき」茨木のり子
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2010年 03月 18日 23:10読書
「生きていくための短歌」 南 悟
（岩波ジュニア新書）2009年11月20日初版
著者は神戸工業高校定時制の先生で、国語の授業で生徒達に書かせた短歌がそのまま載っています。なんの技巧も飾りもない、ありのままの短歌です。
・遠き日に手放したりし卒業の二文字を追って夜学に通う
・中学へ行かぬと決めしわれを打ち母は涙で思いを
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2010年 03月 14日 23:20読書
医者にウツは治せない を読む
織田淳太郎（光文社新書）
うつの本を連続して読んでいた。多くは医師や心理学者の本なのだが、本で読んだ知識を持ってうつの友人に対しても、なかなか言葉は無力だなあと思う。それにしても多い。うつ病が一般的なのか、うつって分からない病気だからなのか。数日前この本を見つけた。そして一気呵成に読んだ。筆者はス
2010年 03月 13日 23:13読書
「自然との共生」というウソ を読む
筆者は高橋慶一さん。祥伝社新書です。
チェルノブイリ、ビキニ環礁、渡瀬遊水池は「それ」以前よりもはるかに多種多様な生物のすみかになっている。なぜなら･･･ここにはもう人間が住んでいないから。こんな素敵な言葉をカバーでみつけたら、ちょっと読まずにはいられないです。「岳人」にも一部連載されており、ご存
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2010年 03月 07日 21:31読書
貧困大国アメリカ��
岩波新書。ジャーナリスト堤未果さんのプロファイルを改めて読み直してしまった程の力作でした。
リアルタイムで起こっているアメリカの崩壊がルポされています。学資ローン、年金、医療、刑務所ビジネスの4章ですが、我々が簡単に理解してる（と思っている）こと、例えば「アメリカっていいよなー、奨学金とか学資ロー
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2010年 03月 05日 23:17読書
新書大賞２０１０
というものがあることを知らなかった。第１位は前の日記で触れた内田樹の「日本辺境論」とのことで、びっくり。以下１０位まで、下のリンクで。過去３年分のランキングもありまして、結構読んでません^^;
http://www.chuko.co.jp/special/shinsho2010/
ex内田ファン
2010年 02月 21日 09:36読書
男おひとりさま×上野千鶴子
「おひとりさまの老後」では、女性読者からかなりの批判を受けたとか。知らなかった^^;そもそも上野さんが介護問題にコミットしていたことも知らなかった。
その2年後、09年11月にでた、この「男おひとりさま道」は続編だそうで、そうだね、いたってまともな指南書であった。これは男からの批判はこないだろ
2010年 02月 19日 23:58読書
「動的平衡」 あるいはコラーゲン幻想
細胞と細胞のクッションとなるコラーゲン、肌のハリに直接関係するたんぱく質だけど･･･「食品として摂取されたコラーゲンはアミノ酸として消化吸収されるが、それはただのアミノ酸で体内でコラーゲンの材料にはならない」と、分子生物学者の福岡伸一先生は書いておられる。なるほどね。「コラーゲンは皮膚から吸収される
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2010年 02月 14日 22:58読書
日本辺境論 ふー
20万部も売れたのか･･･内田ファン恐るべし。でも書いてあることは、なんていうんでしょう、ブログをマメに読んでいれば、聞いたことあるな〜という話。勿論、とてもいい話である。
日本は世界の辺境国家であり、大きな物語を語ることはできないので、辺境性を活かしながら、一見正しそうなお説教は少し眉唾してくぐ
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2010年 02月 13日 23:12読書
ちょっと遅れて、サリンジャー
亡くなったのは1月27日だっけ。追悼でナインストーリーズを再読。不思議なことに面白いと思ったのは昔と全く同じで、「笑う男」と「エズメのために」。「バナナフィッシュ」はどうしてもダメ^^; 笑う男の寓話は、パーフェクトに素敵な話で、こんな寓話の使い方、その後村上春樹が様々に展開しているような錯覚が（笑
2010年 02月 07日 22:15読書
官能？ 山田詠美ワールド
「坂の上の雲」を全部読んだ女性にはあったことがない。男の小説だからである（このあたり断定的に書いてます、異論は受け付けます）。最近の山田詠美を読んだと告白した男性にもあったことがない（読んでるかもしれないが、言わないみたいな^^）。カミングアウトします、私は20代30代40代と1冊ずつ読んできて、今
2010年 02月 06日 11:34読書
肋骨とドビッシー
ツルツルの玄関先で、すってんころりん^^; レントゲン見たら見事肋骨12番がへこんでました。全治2週間、痛いです（泣）ついでに猛吹雪、寒いです^^;
療養の共に帰りの本屋でつい買ってしまったのが、「さよなら、ドビッシー」このミス、2010大賞という惹句より、行間から立ち上がるドビッシーの月の光
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