週末の読書

母の相手をしながら三冊の本を読んだ。仕事帰りに立ち寄った本屋さんで、たまたま先週の日記に書いた茨木のり子さんの文庫を見つけて2冊購入。詩集「倚りかからず」とエッセイ集「一本の茎の上に」。吉野弘さんの「祝婚歌」に触れてあった。で、吉野弘さんの詩の一部をさらに引用すると：
　　　正しいことを言うときは
　　　少しひかえめにするほうがいい
　　　正しいことを言うときは
　　　相手を傷つけやすいものだと
　　　気づいてるほうがいい
いいね。分かりやすい。ふと思ったのだが、茨木のり子さんは、若い頃の詩がやっぱりいいと思うけどいかが？
　「笑う科学　イグ・ノーベル賞」志村幸雄（PHPサイエンスワールド新書）2009/11/4
は、面白い本、どこからでも読めるのも楽でいい作り^^ バウリンガルが受賞して、この賞自体も一気に有名になったし、最近では2007年の「粘菌による迷路の最短経路の解法」も話題になりましたね。日本はイグノーベル賞受賞大国で、これまで賞を受賞した６つの研究についても簡単に触れられている。これからもらえそうな10の研究についても予想されており、その中には、慰謝料電卓とか青いバラとか焚き火学会とか･･･ちなみにカラオケもバウリンガルももらったのは「平和賞」なんだそうです。
　粘菌にちなんで南方熊楠の小さなエピソードも添えられて、技術畑出身の筆者だが、硬軟・文理とりまぜたとっても博学の方であった。