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レコはこちら
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-486796.html
------ 以下 本文 -----
GPSを利用し始めて2年半既に100回以上ハイクで利用していますが、今回はその中でずば抜けて誤差が出ましたので、今後類似事象が発生した時の自己メモ用に補足しておきます。
[症状] 写真1にあげましたが、青いラインが問題の間違えログで、角度でいうとほぼ90度、最大の距離では数キロ誤差が生じました。
[発症メカニズムの推定] 今回は30分程度信号ロストし続けた上、ロストした瞬間の方向が90度ほど目的地方向とずれていたため、3軸コンパス、加速度計がそのままの方向で進行データを記録し続けた結果、最終的に数キロに亘る誤差になったのではないかと思われます。
※ なお、愛機Oregon 450は完全に信号ロストすると1分程度で「ロストしました」画面に切りかわりますが、今回は運悪く「部分的にロスト」が長く続いたので通知しなかったと思われます。
[原因] 可能性としては一時的な機器異常も考えられますが、見晴らしのよいところに出てからあとは大体正確だったようなので、地形、衛星通過のタイミングなどの影響かと思われました。
ただ、地形としては深い谷あいではなく、むしろ深い林の中(写真2)だったことが影響したようで、これは意外でした。(今まで体験した最大のズレは奥多摩大岳山〜鋸尾根の西側の谷スジで道に沿って200m程度10分間分くらいだったので、谷ではない林でここまでズレるとは思っていませんでした。)
もしかしたら「みちびき」対応機を使っていたらもう少し良い結果だったのかも知れませんね。
[今回の対応状況]
今回、100mほど予定コースからはずれた段階で気付きましたが、人通りの多い尾根近い木道だったので、最初はGPSを信じて「国土地理院の山道が廃道で、こちらに変わっている」説を採用し、そのまま進みました。(ちなみに、前回ハイクの富士山御中道でも二回ほどGPSに登録した予定コースをはずしましたが、その際は地図上にも山道が2本あり、別の道に入ったことが明白だったのですぐ引き返しました。)
次のステップでは予定コースから数百メートル離れてしまい、かといって木道は相変わらず明瞭、周りにはハイカーの方が多数だったので、まだGPS異状に気付かず(地図にはないが)富士見峠方面の別の道に入ったのか、と半信半疑になりました。(この段階では、尾瀬沼一周の予定だったので、途中から尾瀬に出て予定と反対の時計回りに沼尻めざすことを半分覚悟しました。)
が、しばらくしてからGPSが信号ロスト画面を出したのでこの段階で信号ロストが原因であったことが分かりました。(それまでは思いもよりませんでした。) 幸いすぐ三平峠について予定コースを歩いていたことが判明したので、「ここはドコ」状態にはなりませんでしたが。(結局、峠から15分ほど下って沼のほとりに出るまで、信号は復帰しませんでした。)
[反省点、今後の対応]
常に地形図コピーを手作りマップケース(写真3 コンパスをケース接着!))に入れて首にぶら下げてますので、早い段階でGPSの方角が狂っていることに気付くチャンスがありました。(今日はGPSが誤って表示した地点付近の沢とコースの位置関係が現場と似ていたので誤りに気付きませんでした。)
谷でなくてもGPSが信号ロストし大きくずれる可能性があることを頭にいれておけば、今日の第二段階でGPSをメイン画面に戻して信号強さを確認していたと思います。
ま、ヘタレの初級コース愛好者なので、廃道、藪コギ状態になったら、もっと早い段階で元にもどろうとしていたと思いますが、今日は幸か不幸か木道だったので戻らなくて結果おーらいでした。
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なお、これに関連して「Garmin Oregon 450(英語版)の使い方(自己流)」にご興味ある方はこちら
http://www.yamareco.com/modules/diary/45037-detail-61039
tatsucaさん初めまして、
私も一度大きくずれた事があります。
あくまで私の勝手な見解ですが、GPS電波が山中にある電波反射板等での乱反射が原因だったのかな?と思ったりです
kideki さん、コメントありがとうございます。
> 電波反射板等での乱反射
なるほど〜、それはありえますね。実はワタクシも木道での乱反射も疑ったりしました。ま、こちらは材質上なさそうですが。
GPSの衛星捕捉数とか説明してあるサイトも見つけたので、今回の件で少し勉強してみようかな、などと思いつつあります。
こんばんわ
レコも拝見しましたが、メジャーなコースで良かったですね
これが低山でもバリエーションコースだったら・・・ちょっと怖いです
私のGPSはtatsucaさんがお使いの機種より多少新しいですが、こんなこともあるのかと心配になってしまいました
私もGPSはどんな低山歩きにも必ず持参していますが、合わせて地形図と山と高原地図のコピーも持参しています
GPSって全体を眺めるような見方がしにくというか、やはり最後は地図かなって思います
今回の日記を拝見してtatsucaさんの分析能力の高さを改めて感じました
「ID山行」って言葉が合うかも♪
ワタクシのような駆け出しには過分なネーミング、痛み入りやす。
地形図コピーはワタクシも持参しているのですが、地図読みとオリエンテーリングは昔から苦手な子だったので、ほとんどGPS頼りです。
今回感じたのは、何を使うにせよ「思い込み」が一番まずそうですね。こういうこともある、ということを体験したので、初級コース愛好者なりにまた少し上手になったような気がします。
またコメントよろしくお願いします。
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